次世代リチウムイオン電池は完全コバルトフリー…欧州「コブラ・プロジェクト」が開発

欧州「コブラ・プロジェクト」が開発した完全コバルトフリーの次世代リチウムイオン電池
欧州「コブラ・プロジェクト」が開発した完全コバルトフリーの次世代リチウムイオン電池全 1 枚

欧州の自動車業界、研究機関、技術専門家など18のパートナーによるコンソーシアム「コブラ・プロジェクト」は6月26日、EV向けの完全なコバルトフリーリチウムイオン電池システムを開発した、と発表した。

このシステムは、安全性、制御、効率性における一連の革新を統合しており、次世代の電池を目指している。

コブラ・プロジェクトは、欧州委員会の共同出資により、1200万ユーロの予算で4年間にわたる計画を完了し、システムのデモンストレーションを行った。この電池パックは軽量化を図り、最新のセンサーやアルゴリズム、通信技術を取り入れている。

この電池システムは、96個のコバルトフリーリチウムイオンセルで構成されており、温度、変形、インピーダンスセンサーが搭載されている。これにより、ユーザーは電池の状態を把握できる。また、圧力センサーとガス検知器も内蔵されており、内部反応を検知し、常に走行状況をモニターするための有用な情報を提供する。


《森脇稔》

アクセスランキング

  1. トヨタ『ランドクルーザー300』初のハイブリッド登場!実現した「新時代のオフロード性能」とは
  2. ようやくですか! 新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』日本仕様初公開へ…土曜ニュースランキング
  3. セリカに次ぐ「リフトバック」採用のカローラは、50年経ってもスタイリッシュ【懐かしのカーカタログ】
  4. 【マツダ CX-60 XD SP 新型試乗】やっぱり素のディーゼルが一番…中村孝仁
  5. 「内装は100点満点」フランス生まれの新型プレミアムハッチ『DS N°4』にSNS注目!「いい、凄くいい」の声
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  2. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  3. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  4. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  5. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
ランキングをもっと見る