トヨタカスタマイジング&ディベロップメント、下請法違反で公取委から勧告

トヨタカスタマイジング&ディベロップメントが展開するブランド
トヨタカスタマイジング&ディベロップメントが展開するブランド全 1 枚

トヨタカスタマイジング&ディベロップメント(トヨタC&D)は7月5日、同日に、公正取引委員会から下請代金支払遅延等防止法に基づく勧告を受けたと明らかにした。

トヨタC&Dは、2023年5月に公正取引委員会から調査要請を受け、同年7月から実地調査が開始された。その結果、公正取引委員会から「不当な返品」と「金型等保管費用の未払い」の2件の指摘があり、2024年4月にトヨタC&Dでも事実関係を確認の上で本勧告に至った。

●違反内容:不当な返品

違反内容の一つ目は「不当な返品」だ。下請法では、部品受入れ時の品質検査を発注元が実施する場合、または取引先に文書で品質検査を委託した場合に限り、不具合があった際には返品が可能となる。しかし、トヨタC&Dは取引先に品質検査を委託していると誤認し、文書での委託も行なわずに不具合品を返品していた。この行為が下請法に違反すると判断された。対象取引先は65社で、返品分の下請代金相当額約5400万円を既に支払っている。


《レスポンス編集部》

アクセスランキング

  1. HKS、スバル・トヨタ車向け限定ステアリングの受注期間を大幅延長 2026年1月まで
  2. ポルシェ『GT1』の再来、920馬力のGTハイパーカー『GTH』デビュー
  3. ホンダ『フリード』がニューレトロに!? ダムドが専用ボディキットのデザインを先行公開 発売は2025年冬
  4. 【三菱 デリカミニ 新型】インテリアはバージョン0.8から「2.0」に進化! 専用開発で実現した“らしさ”とは
  5. 「ほぼ未使用」のスーパーカー20台、匿名バイヤーに一括売却へ その総額は…
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る