中国・江蘇省に最新のテストコースがオープン、スマートカーや自動運転車の試験に

中国自動車技術研究センターの新たなテストコース
中国自動車技術研究センターの新たなテストコース全 1 枚

中国自動車技術研究センター有限公司(CATARC)は7月16日、江蘇省に完成した新たなテストコースが運用を開始した、と発表した。このテストコースは、スマートカーや自動運転車両の試験と開発を目的としている。

このテストコースは、長江デルタ地域に位置する塩城市に設置された。総面積は約1000ヘクタールに及び、さまざまな試験コースや施設が整備される予定だ。これにより、スマートカーの安全性や性能を高めるための実験が行われる。

テストコースの設計には最新の技術が取り入れられており、車両の通信やデータ収集、解析が可能なインフラが整備されている。また、さまざまなシーンを再現できる試験コースが設けられており、都市部や高速道路、山岳地帯など、さまざまな環境での試験が可能だ。

この試験場の運用開始により、中国国内外の自動車メーカーや技術開発企業に対して、より高度な試験環境を提供することを目指している。これにより、スマートカーの開発が一層進展し、将来的には自動運転技術の普及にも寄与することが期待されている。

この試験場の運用開始は、中国の自動車産業にとって重要な一歩となる。スマートカーや自動運転技術の開発競争が激化する中で、この試験場が果たす役割は大きいといえる。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ミズノ、カーボン技術活用の新フットギア「MOBILARIA β」発表…ジャパンモビリティショー2025
  2. レクサスの新型「6輪ミニバン」の全貌が明らかに!「LS」はラグジュアリーセダンから「ラグジュアリースペース」へ…ジャパンモビリティショー2025
  3. 【スズキ ソリオバンディット 新型試乗】ソリオの魅力は“実用前提のちょうどよさ”にある…島崎七生人
  4. アウディ『A2』が21年ぶりBEVで復活へ! 現ラインナップ2車種の後継に
  5. 【スバル クロストレック S:HEV 新型試乗】ストロングハイブリッドになっちゃって大丈夫なの?…10月の試乗記ベスト5
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る