新型『イプシロン』でWRC王者が爆走、2025年ラリー復帰に意気込む新生ランチア

ランチア・イプシロン・ラリー4 HF
ランチア・イプシロン・ラリー4 HF全 5 枚

ランチアは7月16日、2025年のラリー復帰に向けて、ランチア『イプシロン・ラリー4 HF』を元ラリードライバーのミキ・ビアシオンがテストした、と発表した。

写真:ランチア・イプシロン・ラリー4 HF

ビアシオンは1980年代から1990年代にかけてランチアの象徴的な存在であり、1988年と1989年のWRC(世界ラリー選手権)で優勝した実績を持つ。

新型『イプシロン』をベースにしたイプシロン・ラリー4 HFは、1.2リットルターボチャージャー付き3気筒エンジンを搭載し、212hpを発揮する。前輪駆動で5速マニュアルトランスミッションと機械式リミテッドスリップデフを備えたこの高性能モデルは、ラリー愛好者にとって理想的な選択肢であり、Rally 4カテゴリーや二輪駆動選手権での勝利を目指すドライバーにとっても有力な候補となるという。

ランチアはラリーの基本であるRally 4カテゴリーから再出発することを決定した。このカテゴリーは、将来のプロフェッショナルドライバーを育成する場でもある。ランチアの新たな挑戦は、ブランドの使命とDNAに沿った野心、実用性、謙虚さに満ちている、と自負する。

イプシロン・ラリー4 HFには、ランチアの歴史的なサインであるHFと「LANCIA CORSE HF」のロゴが復活している。HFロゴは1960年に初めて導入され、ランチアの高性能モデルの象徴となった。また、「LANCIA CORSE HF」ロゴはブランドのレーシングカーの伝説的なサイン。これらのロゴは現代風に再解釈され、ランチア・ルネッサンス・プランに沿って未来を見据えたデザインとなっている。

新しいHFロゴには、1953年にヴィンチェンツォ・ランチアの息子ジャンニが幸運のお守りとして選んだとされる小さな象も含まれている。この象は、走り始めると止まらないという伝説があり、パフォーマンスと運転の楽しさの象徴とされている。

《森脇稔》

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