「FFスーパーボルテージ」がキャッチコピー、低さが魅力だった2代目『プレリュード』【懐かしのカーカタログ】

ホンダ・プレリュード(2代目)
ホンダ・プレリュード(2代目)全 9 枚

ホンダ『プレリュード』の名を一躍有名にしたモデルが、1982年11月に登場したこの2代目。荘厳なボレロの楽曲に乗ってプレリュードが登場するTV-CM(当初は左ハンドル・ドアミラー仕様だった)も話題となった。キャッチコピーは“FFスーパーボルテージ”。

【画像全9枚】

ホンダ・プレリュード(2代目)ホンダ・プレリュード(2代目)

4年続いた初代に対して、この2代目はボディサイズをひと回り大型化。全長×全幅×全高=4295×1690×1295mm、ホイールベース2450mm、トレッドは前後1470mmと、初代以上に低くワイドなフォルムを特徴とした。とくに低いフードは特徴的で、この実現のためにエンジン高が80mmも下げられ、同時に凝ったデザインのダブルウイッシュボーンサスペンションも採用した。

ホンダ・プレリュード(2代目)ホンダ・プレリュード(2代目)

外観デザインではリトラクタブルヘッドライトの新採用が注目された。またモデル途中でドアミラーを採用したのも、この世代からである。

インテリアでは当時のホンダ車の流れでインパネをトレイ状としたほか、ガングリップタイプのATシフトレバー、デジタルメーターなどを採用。前席の着座位置は初代よりさらに30mm低い設定で、反対にルーフ高は5mm高くしたことで、室内空間を確保した。

ホンダ・プレリュード(2代目)ホンダ・プレリュード(2代目)

日本発の4W A.L.B(ABS)も設定。エンジンは1829ccのCVデュアルキャブ12バルブエンジンを搭載。1985年6月には、2リットルDOHCが登場し、このエンジンが「Si」に搭載され、一段と冴えたスポーティな走りを味わわせてくれた。

《島崎七生人》

島崎七生人

島崎七生人|AJAJ会員/モータージャーナリスト 1958年・東京生まれ。大学卒業後、編集制作会社に9年余勤務。雑誌・単行本の編集/執筆/撮影を経験後、1991年よりフリーランスとして活動を開始。以来自動車専門誌ほか、ウェブなどで執筆活動を展開、現在に至る。便宜上ジャーナリストを名乗るも、一般ユーザーの視点でクルマと接し、レポートするスタンスをとっている。

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