NVIDIAとZoox、両CEOが自動運転タクシーの未来について議論

NVIDIAのジェンセン・フアンCEO(中央)とZooxのアイシャ・エバンスCEO(左)
NVIDIAのジェンセン・フアンCEO(中央)とZooxのアイシャ・エバンスCEO(左)全 2 枚

NVIDIAは7月31日、ジェンセン・フアンCEOが、Zooxのアイシャ・エバンスCEOと共に、Zooxの10周年を祝うためにカリフォルニアの本社で対談を行った、と発表した。

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この対談では、両社の10年間にわたる協力関係と、自動運転車の最新技術について議論が交わされた。

Zooxは2014年から、完全自動運転の双方向車両をライドヘイリングサービス向けに開発してきた。これは、既存の車両に自動運転技術を後付けするものとは一線を画している。

Zooxのロボタクシーは、NVIDIAの複数のGPUを搭載し、センサーから生成される膨大なデータをリアルタイムで処理する「車輪の上のスーパーコンピューター」だ。センサーにはカメラ、ライダー、レーダー、長波赤外線センサー、マイクが含まれ、これらのデータは統合されて車両の周囲環境を理解するために使用される。

このデータは、認識エンジンや予測モジュールを経て、計画および制御システムに流れ込み、複雑な都市環境を安全にナビゲートする能力を実現する。NVIDIAのGPUは、Zooxのロボタクシーが新しい経験から継続的に学習するために必要な計算能力を提供している。

NVIDIAのジェンセン・フアンCEO(中央)とZooxのアイシャ・エバンスCEO(右)NVIDIAのジェンセン・フアンCEO(中央)とZooxのアイシャ・エバンスCEO(右)

Zooxの自動運転車の開発プロセスの鍵は、シミュレーションの広範な使用にあある。NVIDIAのGPUとソフトウェアツールを使用して、仮想環境で自律システムをテストする。これにより、実世界での展開前に多様なシナリオを試すことができる。

Zooxは、テスト車両としてトヨタ『ハイランダー』を改造し、同じセンサーとコンピュートパッケージを搭載して走行データを収集している。このデータはシミュレーション環境にフィードバックされ、無数のシナリオとエージェントの相互作用を再現するために使用される。

また、Zooxは「アドバーサリアルシミュレーション」と呼ばれるシステムの限界を試すためのシナリオも使用している。この包括的なシミュレーションアプローチにより、Zooxは自動運転ソフトウェアを迅速に改良し、安全性と性能を向上させている。

Zooxのロボタクシーは、双方向設計とキャリッジスタイルの座席配置により、自動運転と乗客の快適性を最適化している。NVIDIAの技術を活用することで、Zooxは安全で効率的かつ持続可能な都市交通の未来を切り開こうとしている。

自動運転業界が勢いを増す中、ロボタクシー市場の成長予測は驚異的。Guidehouse Insightsは、2030年までに500万台以上のロボタクシーが展開され、2035年には3400万台に達すると予測している。カリフォルニア州では現在、38社が安全運転手付きの自動運転車のテスト許可を持ち、Zooxは安全運転手なしでのテストを許可されている6社のうちの1社だ。

《森脇稔》

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