MK、韓国2社と業務提携…日本と韓国の旅行者に安心のモビリティサービス提供へ

韓国でi.Mタクシーを運営するJINMOBILITY
韓国でi.Mタクシーを運営するJINMOBILITY全 4 枚

エムケイホールディング(MK)は8月1日、韓国でi.Mタクシーを運営するモビリティ企業のJINMOBILITYと、高級バンで仁川空港を中心に外国人を対象とした空港送迎サービスを行うK-VAN Koreaと、業務提携契約を締結したと発表した。

【画像全4枚】

今回の業務提携は、日本と韓国の旅行者が安心して空港送迎や観光貸切サービスを利用できる環境をつくるのが狙い。日本と韓国で空港送迎や観光貸切の分野で互いの顧客にサービスを紹介し、相互連携と発展を目指す。

MKでは訪日外国人観光客需要増加の取り込みと、日本のMKユーザーが海外に行く際に国内でMKタクシーを利用するのと同じように安心して利用できる海外のタクシー会社を紹介し、とくに空港送迎と貸切観光で利用者の満足度を高めるために、海外のサービスの質と利便性の高いタクシー会社との業務提携を進めている。訪日外国人の多数を占めるアジア諸国をターゲットに、2016年には台湾最大手のタクシー会社台湾大車隊と業務提携し、現在は台湾の3社と業務提携をしている。

コロナ禍が明け、韓国での優秀なサービス提供企業の発掘に努めてきており、サービス品質に対する検証を終え、2社を選定した。

3社はそれぞれの顧客に向けて自社サイト等を通じて予約できる体制を、今秋を目途に構築することを目指す。また、将来的にはアプリ連携でより一層利便性を高める予定。K-VAN Koreaはオンデマンド運行を世宗市で行っており、そのノウハウも取り入れMKグループの旅客運送事業で活かしていく。

JINMOBILITYはi.Mタクシーを運行するドライバーを「ジーニー」とブランディングし、安全、静粛、清潔の三大基本規則によって差異化されたサービスを提供している。現在、i.Mタクシーは従来のタクシーでは経験できなかったプレミアムな移動経験を提供し、累積アプリ加入者127万人、サービス評点4.96点(5.0点満点)を維持しているという。

K-VAN Koreaは高級バンを利用して仁川空港を中心に外国人対象の空港ピックアップサービスを運営。世宗特別自治市からヒョンデの「シャックル」を利用した需要応答型運送事業者に選ばれ、2024年7月1日付で世宗市が作った都市型デマンドレスポンスバスのブランド「イウンバス」サービスを開始した。農村需要応答バス(ドゥルタ)も運営し、都市型、農村型、およびさまざまなプラットフォームを運営する韓国初のDRT(DEMAND RESPONSIVE TRANSIT:デマンド型交通)事業者だ。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「思ったよりだいぶ安い」トヨタ『GRヤリス』に新登場、エアロパフォーマンスパッケージに絶賛の声
  2. 「TWIN TURBOのロゴ懐かしい!」Z32ファン感涙、レトロ感あふれる新型『フェアレディZ』が話題に
  3. 「動画を観る」もっとも良い方法とは? トヨタ車純正ディスプレイオーディオ搭載車の場合は?[車内エンタメ最新事情]
  4. メルセデスベンツ『Cクラス』次期型を予告、光る大型グリル採用…初のEVも設定へ
  5. 「妄想が現実になった」トヨタがAE86のエンジン部品を発売へ…「復刻だけじゃない」その内容に驚きの声
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る