美しさにため息…1961年製ベントレーの名車が、ペブルビーチで初エントリー

ベントレーS2ドロップヘッドクーペ
ベントレーS2ドロップヘッドクーペ全 4 枚

ベントレーは8月21日、1961年製『S2ドロップヘッドクーペ』をフルレストアし、「ペブルビーチ・コンクール・デレガンス」で初公開したと発表した。

レストアされた1961年製のベントレー『S2ドロップヘッドクーペ』

これは、ベントレー自身がペブルビーチ・コンクール・デレガンスにエントリーした初の車両。「モントレー・カー・ウィーク2024」での初公開は、ベントレーのヘリテージコレクションの一環として行われた3年間のレストアプロジェクトの成果だ。

このS2ドロップヘッドクーペは、1960年代にマリナーが製作した15台のうちの1台だ。車両は2022年にフランスのオーナーから譲渡され、2年間にわたる修復作業が行われた。修復作業は、ベントレーのヘリテージパートナーのP&Aウッドと共同で行われ、車両はコンクールコンディションにまで復元された。

ベントレーS2ドロップヘッドクーペベントレーS2ドロップヘッドクーペ

この車両は1961年に最初に納車され、元々はレガルレッドの外装とタンの内装、そしてゴールドの細いラインが特徴だった。しかし、その後の改造で左ハンドルに変更され、ダークブルーに再塗装された。

修復作業では、車体を完全に裸の金属状態に戻し、過去の低品質な修理部分を切り取り、正しく再構築した。エンジン、ギアボックス、リアアクスルも完全に分解され、摩耗した部品を交換し、システム全体を再構築した。配線もオリジナルの図面に基づいて再構築され、元の仕様に合わせた色のワイヤーが使用された。

内装は専門家によって修復され、コノリーヴォーモルレザーを使用して元のライトタンに合わせた色で再トリムされた。外装はオリジナルの1960年代のベントレー色の光沢ミングブルーに再塗装され、元のゴールドの細いラインも手作業で再現されたという。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ライバルはアルファード? メルセデスベンツの最高級ミニバンが日本初公開!…ジャパンモビリティショー2025
  2. カローラクロスと立場が逆転、だからこそ生まれた「斬新セダン」のデザイン…ジャパンモビリティショー2025
  3. インフィニティは最上位SUV『QX80』にGT-Rエンジン移植、1000馬力超「R-Spec」発表へ…SEMA 2025
  4. 三菱自動車、国内販売は5期連続増 2025年4~9月期実績
  5. トヨタ『ランクル60』に最新V6ツインターボ移植、「ターボトレイルクルーザー」発表へ…SEMA 2025
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る