クルマが走れる水深は何cm? 冠水路が目前に現れたときアナタはどうする?[再掲]

クルマが走れる水深は何cm?
クルマが走れる水深は何cm?全 4 枚

今年もすでに全国のいくつかの地域が、大雨の被害に見舞われた。それを踏まえて当コーナーでは前回より、ゲリラ豪雨時に役立つ情報を紹介している。今回は、冠水路に遭遇した場合の対処法を解説していく[再掲]。

【画像全4枚】

結論から入ろう。エンジン車の場合、エンジンに水が入ると重篤なダメージを負うこととなる。すぐに走行不能になり、修理にも相当な費用がかかる。新しくクルマを買い換えた方が良いというほどの損傷となることも多い。

なので、そうなるリスクは極力排除したい。走行している道で急に冠水が進んでしまうようなケースでは対処のしようもないが、アンダーパス等の冠水している箇所が目前に現れたとき、そこに不用意に突っ込むことはNGだ。どのくらいの深さなのかは目視で正確に把握できない。

ところで、どのくらいの水深でクルマが走れなくなるのかを、JAFがテストしその結果を公開しているので紹介したい。

そのテストは以下のようにして行われた。セダンとSUVとが用意され、前後にスロープを設けた走行路を造りそこに水が張られた。その水深は30cmと60cm。水が張られた水平部分の長さは30m。そこを10km/hと30km/hとで突入し走破できるかが試された。

結果は次のとおりだ。水深30cmの場合では、セダンもSUVも両方の速度で走破できた。しかし水深60cmの場合では、セダンは10km/hのときに途中でエンジンがストップした(なので30km/hでのテストは実行できていない)。対してSUVは、10km/hでは走破できたものの30km/hでは途中でエンジンが停止した。

というわけでエンジンに水が入るか否かが運命の分かれ目となるのだが、そのボーダラインの1つの目安は「フロアの高さ」だ。水面がフロアの高さを超えると、フロントグリルから、そしてマフラーからも水が入り込んでくる可能性がかなり高まる。

なお、水深がそれに達するかどうか微妙な場合は、ゆっくり走った方が良い。スピードを上げると水を巻き上げることとなるのでエンジンへの浸水の可能製が高まってしまう。

ところで道路は普通、かまぼこ状になっている。つまりセンターライン付近がもっとも高く、路肩がもっとも低い。なので冠水してきたらセンターライン付近を走ると多少はリスクを軽減できる。

とはいえ繰り返しにはなるが、もっとも重要な対策は、冠水路を避けることだ。大雨に見舞われたときには可能な限り冠水しそうな場所を避けて走行することが肝要となる。参考にしてほしい。

《太田祥三》

ピックアップ

レスポンス公式TikTok

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 民事再生中のEVモーターズ・ジャパン、EVバス事業をイクヨに譲渡
  2. 日産『テラノ』復活、PHEVの本格SUV誕生へ!…次期パジェロと兄弟車か?
  3. トヨタ『カローラスポーツ』、日本にない2.0リットルエンジン搭載…米国2027年型
  4. フィアット『トポリーノ』に「Vilebrequin」、地中海沿岸のライフスタイルを表現
  5. 「これ市販車なんだよな…」トヨタの新型スーパーカー『GR GT』に再び脚光! 欧州公開で日本のファンも「乗ってみたい」と注目
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 自動運転開発の分野で高まるNVIDIAとAWSの存在感、日本メーカーは中国のスピード感に対抗できるのか【AWS オートモーティブ AI イノベーション フォーラム】
  2. KYB、パワースポーツ車両向けEPSを米ポラリス社のオフロードビークルに展開
  3. BYD12万人の技術力と日本市場への本気度、補助金逆風下「ラッコ」の戦略とは…BYD Auto Japan 東福寺厚樹 代表取締役社長[インタビュー]
  4. 機械式駐車場の最適化コンサル、マンション管理組合向けに新サービス開始…さくら事務所
  5. 大和ハウスベンチャーズ、自動運転幹線輸送のT2に出資…レベル4実現へ
ランキングをもっと見る