パナソニックオートモーティブシステムズは10月24日、自動車サイバーセキュリティ分野のソリューション「VERZEUSE」シリーズを拡充すると発表した。
この拡充により、クルマの開発から運用(車両出荷後)までのライフサイクル全体の各フェーズ(設計、実装、評価、製造、運用)に対応することが可能となった。
このソリューションは、これまで手作業で行われることが多かったセキュリティ対策作業をツールで自動化し、各フェーズの入出力情報を連携させることで、クルマのライフサイクル全体でセキュリティ対策の効率化と高水準での平準化を支援する。
開発の初期段階において、開発者がセキュリティに精通していなくても選択式の質問票に回答するだけで、パナソニックが蓄積している脅威インテリジェンスから車載機器の特性に応じた対策要件を取得できる。これにより、従来の手作業で脅威分析を行う場合と比較して、作業工数を最大90%削減する。