日機装は10月28日、連結子会社のCE&IGグループが手がける液化水素ステーションが、新たに米カリフォルニア州で完成し開所した、と発表した。
このステーションは、同州南部を拠点とするバス会社サンライン向けで、水素燃料電池バスに水素燃料を供給する。CE&IGグループは、安定した稼働が見込める商用車向けを中心に水素ステーションの受注を米国と韓国で獲得している。これにより、全世界での納入件数は2025年に35か所を超える見通しだ。
今回開所したステーションは、同社のバス32台に水素燃料を供給する。35MPa対応車両と70MPa対応車両いずれの充填方式(H35、H70)にも適合しており、燃料タンクが35kgのバスであれば10分以内に充填できる。