ドイツの化学大手のBASFは11月20日、Ultrason樹脂を用いてグリーン水素の生産性を向上させると発表した。BASFは、高効率で耐久性に優れた大型水電解装置の開発に関して、エネルギー業界に独自の提案をしている。同社のUltrason樹脂を用いることで、グリーン水素の生産性向上が期待できるという。
BASFの提案は、水電解装置の部品に適したポリアリールエーテルスルホン製品群(PSU、PESU、PPSU)と、それを実用化するノウハウや部品設計に関するテクニカルサポートだ。同社は射出成形やメンブレンの製膜に関する深い理解に基づいて水電解装置の改善を最適化し、クリーンエネルギーへの移行および推進に貢献している。