BMWの新車は工場内を無人で移動、自動運転技術の実用化が進む

BMWとMINIの新車が工場内を無人で移動
BMWとMINIの新車が工場内を無人で移動全 7 枚

BMWグループは11月25日、完成した新車の工場内自動運転(AFW)がCEマーク認証を取得し、試験段階から実用段階に入ると発表した。

工場内を無人で走行するBMWとMINIの新車

ドイツ・ディンゴルフィンク工場に加え、ライプツィヒ工場でもAFWプロジェクトの量産運用が進められている。BMWグループの生産ネットワーク内の他の施設も、段階的に導入される予定だ。

ディンゴルフィンク工場では、『5シリーズ』と『7シリーズ』の新車が、2つの組立ホールから「ショートテストコース」を経て、工場の仕上げエリアまで、1km以上の距離を完全に自動で走行する。これを可能にしているのは、ルートに沿って設置されたセンサーで、欧州最大のLIDAR(光検出と測距)インフラを構築している。

BMWとMINIの新車が工場内を無人で移動BMWとMINIの新車が工場内を無人で移動

外部で生成された環境モデルと外部の動作プランナーに依存し、車両の装備オプションに関係なく、最新のクラウドアーキテクチャを使用してその自動化された動きを制御している。技術の一部は、BMWグループがBMW START-UP Garageを通じて早期から協力関係にあった、スイスの新興企業Embotech AGが提供している。

ライプツィヒ工場では、生産されるBMWとMINIモデルの約90%に自動運転を導入する計画だ。レーゲンスブルクとオックスフォードの工場も2025年に続く予定で、ハンガリーのデブレツェンにある新工場も、量産開始時からこの技術を導入する。

BMWグループは今後、工場内自動運転の使用範囲を、テストゾーンの走行や屋外配送エリアなど、生産の他の領域にも拡大する計画だ。生産と開発の専門家が密接に協力して、社内で技術を洗練させている。技術拡大のもう一つの重要な要因は、車載技術の使用増加で、長期的には外部センサーをサポートすることになる。

《森脇稔》

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