コンチネンタルタイヤ、リサイクルPETボトルの使用拡大…1本あたり最大15本

コンチネンタルタイヤがリサイクルPETボトルの使用拡大
コンチネンタルタイヤがリサイクルPETボトルの使用拡大全 1 枚

コンチネンタルは、リサイクルPETボトルから作られたポリエステル繊維のタイヤへの使用を拡大したと発表した。同社は、タイヤ製造におけるリサイクル素材の使用比率を拡大している。これにより、多くのタイヤ製品で再生材料の含有率が平均3%増加している。

タイヤのサイズによっては、1本あたり最大15本のPETボトルが使用される。コンチネンタルは、従来の素材をリサイクルポリエステル繊維に置き換えることで、貴重な資源の節約を実現している。

同社は2021年末に独自のContiRe.Tex技術を発表した。この技術は、通常ならリサイクルされないPETボトルを原料とし、中間的な化学工程を経ずにポリエステル糸に紡績する。この糸は、タイヤに求められる特殊な応力に耐えられる強度を持つ。

ContiRe.Tex技術は2022年からポルトガルのロウザド工場とチェコのオトロコヴィツェ工場で小規模に導入されていた。最近では、ドイツのコルバッハ工場とフランスのサルグミーヌ工場でも、リサイクルPETボトルの量産利用が開始された。


《森脇稔》

アクセスランキング

  1. 【スバル クロストレック S:HEV 新型試乗】ストロングハイブリッドになっちゃって大丈夫なの?…岩貞るみこ
  2. トヨタとパナソニックの合弁、新型リチウムイオン電池生産開始…レクサス『RZ』やスバル『ソルテラ』に搭載
  3. ヤマハ発動機が新型3輪オープンカー、「AIで成長する」2輪車を世界初公開! 大型EVバイクなど16モデルずらり…ジャパンモビリティショー2025
  4. 「さよなら50cc」歴史に敬意を込めたホンダ公式「50ccバイク」ロゴTシャツ発売
  5. 日産、新型『エルグランド』世界初公開へ…ジャパンモビリティショー2025
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る