米国の自動運転技術企業のメイ・モビリティは12月3日、トヨタ自動車九州の宮田工場において、トヨタ『e-Palette(eパレット)』を活用した自動運転車両サービスを開始したと発表した。
このサービスは、工場の従業員や来訪者に効率的で効果的な移動手段を提供することを目的としている。
eパレットは、トヨタが開発した電気自動車ベースのモビリティ・アズ・ア・サービス(MaaS)向け車両プラットフォーム。メイ・モビリティは同車をベースに、自社の自動運転キットやマルチポリシー意思決定(MPDM)技術を搭載した。日本での厳格なテストと評価を経て、主要な性能要件と改善された車両挙動を実証した。
MPDMテクノロジーは、車両周囲のセンサーから収集したデータを使用し、1秒間に数千の潜在的なシナリオを評価するリアルタイム強化学習を可能にする。これにより、未経験の状況でも人工知能を活用して運転能力を継続的に向上させることができる。