次世代半導体工場、シンガポールで着工…2029年までに月産5万5000枚生産めざす

VISとNXPの合弁「VSMC」がシンガポールのタンピネスで300mmウェハー製造施設の起工式開催
VISとNXPの合弁「VSMC」がシンガポールのタンピネスで300mmウェハー製造施設の起工式開催全 1 枚

VISとNXPの合弁会社のVisionPower Semiconductor Manufacturing Company(VSMC)は、シンガポールのタンピネスで300mmウェハー製造施設の起工式を開催した。この新工場は、約78億ドルの大型投資プロジェクトの一環だ。

起工式には顧客や取引先、政府関係者らが出席し、シンガポールのタン・シーレン人材開発相兼貿易産業副大臣も参加した。VSMCの経営陣は、2027年の生産開始を目指して建設が順調に進んでいることを強調した。

新工場は最先端の自動化技術を採用し、自動搬送システム(AMHS)や人工知能を活用した品質管理システムを導入する予定だ。これにより、高速で精密、高歩留まりかつ高品質な製造が可能になるという。

また、環境への配慮も重視されている。シンガポールのグリーンマーク基準に準拠した設計で、エネルギー効率の高い冷却・照明システムや水のリサイクル、環境に優しい材料の使用などが計画されている。


《森脇稔》

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