次世代半導体工場、シンガポールで着工…2029年までに月産5万5000枚生産めざす

VISとNXPの合弁「VSMC」がシンガポールのタンピネスで300mmウェハー製造施設の起工式開催
VISとNXPの合弁「VSMC」がシンガポールのタンピネスで300mmウェハー製造施設の起工式開催全 1 枚

VISとNXPの合弁会社のVisionPower Semiconductor Manufacturing Company(VSMC)は、シンガポールのタンピネスで300mmウェハー製造施設の起工式を開催した。この新工場は、約78億ドルの大型投資プロジェクトの一環だ。

起工式には顧客や取引先、政府関係者らが出席し、シンガポールのタン・シーレン人材開発相兼貿易産業副大臣も参加した。VSMCの経営陣は、2027年の生産開始を目指して建設が順調に進んでいることを強調した。

新工場は最先端の自動化技術を採用し、自動搬送システム(AMHS)や人工知能を活用した品質管理システムを導入する予定だ。これにより、高速で精密、高歩留まりかつ高品質な製造が可能になるという。

また、環境への配慮も重視されている。シンガポールのグリーンマーク基準に準拠した設計で、エネルギー効率の高い冷却・照明システムや水のリサイクル、環境に優しい材料の使用などが計画されている。


《森脇稔》

アクセスランキング

  1. 狭い道! 制限1.7mでコンクリートブロック付き、道幅は5mあるけど?…東京都板橋区
  2. ニックネームは“赤いコスモ”、50年前に登場した2代目ロータリースポーツ【懐かしのカーカタログ】
  3. 【レンジローバー ヴェラール 新型試乗】ああ、紛うことなくレンジローバーだ…島崎七生人
  4. ダンロップのオールシーズンタイヤが安く買えるようになる?…独占禁止法の疑い
  5. トヨタ『ハリアー』6年ぶりのフルモデルチェンジへ…注目ニュースベスト5 2025年上期
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る