自動車塗装のデジタル化が加速、ABBとESSが新シミュレーションツール開発へ

ABBがエンジニアリング・ソフトウェア・シュタイア(ESS)と戦略的提携を結び自動車の塗装工程を変革するシミュレーションツール開発
ABBがエンジニアリング・ソフトウェア・シュタイア(ESS)と戦略的提携を結び自動車の塗装工程を変革するシミュレーションツール開発全 2 枚

スイスのエンジニアリング企業のABBは12月9日、オーストリアのエンジニアリング・ソフトウェア・シュタイア(ESS)と戦略的提携を結び、自動車の塗装工程を変革する強力なシミュレーションツールの開発に乗り出すと発表した。

この提携により、塗装工程のコストを最大30%削減できる可能性があるという。ABBはESSに対して少数株主として出資する。

自動車の塗装工程は通常、脱脂から電着塗装、シーリング、スプレー塗装、焼き付けまで20以上の工程で構成されている。各工程には、材料の粘度や接着性、乾燥時間など、さまざまなパラメータがあり、新モデルの量産開始前にはこれらを検証し最適化する必要がある。従来、これらの作業には多大な時間とコストがかかっていた。


《森脇稔》

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