ポルシェSE、VWなどへの投資価値下落で巨額減損損失計上の見通し…2024年度

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フォルクスワーゲン(VW)の持ち株会社であるポルシェ・オートモービル・ホールディング(ポルシェSE)は、2024年12月31日時点の連結財務諸表において、VWとポルシェAGへの投資に関する巨額の減損損失を計上する見通しを発表した。

この減損損失により、ポルシェSEの2024年度グループ税引後利益は大幅なマイナスになると予想されている。同社は従来、2024年度のグループ税引後利益を24億ユーロから44億ユーロと予想していたが、この業績予想を撤回した。

一方で、2024年12月31日時点のグループ純負債予想は50億ユーロから55億ユーロの間で据え置かれている。ポルシェSE経営陣は2024年度の配当実施を引き続き想定している。

減損損失の背景には、ポルシェSEが会計目的でVWとポルシェAGの最新の承認済み計画を利用できないことがある。そのため、2024年12月31日時点の両社への投資の減損テストでは、主に外部アナリストの予想に基づいて将来キャッシュフローを算出している。


《森脇稔》

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