住友三井オートサービス(SMAS)は1月8日、シンガポールのカーシェアおよびレンタカー大手Tribecar Pte. Ltd.に戦略的出資を行ったと発表した。
Tribecarはシンガポールで1500台以上の車両を保有し、乗用車や商用バン、オートバイなどのカーシェアおよびレンタカー事業を展開する同国市場第2位のプラットフォーム事業者だ。
シンガポールでは、政府による国内車両台数の総量規制と高額な車両購入費用を背景に、車両の所有やオートリース市場の規模が相対的に小さい。そのため、「所有から利活用」へのモビリティシフトが進んでおり、カーシェアやレンタルサービスの需要が高まっている。
SMASは今回の戦略的出資を通じて、Tribecarの事業ノウハウを獲得し、シンガポール国内外でのプラットフォーム展開を企図している。シンガポールへの出資参画は、オーストラリア、タイ、インド、インドネシアに続く5カ国目の海外進出となり、SMASはグローバルでの事業拡大をさらに加速させる方針だ。