日本にはないシトロエン『ベルランゴ』とは? ブリュッセルモーターショー2025に登場

シトロエン e ベルランゴ 改良新型(欧州仕様)
シトロエン e ベルランゴ 改良新型(欧州仕様)全 9 枚

ステランティスは1月11日にベルギーで開幕するブリュッセルモーターショー2025において、商用車部門のステランティス プロワンが4つのモデルを出展すると発表した。

注目の展示は、シトロエン『ベルランゴ』だ。多様なエネルギー源に対応する同社の幅広いラインアップの一部で、顧客の具体的なニーズに応えることを目的としている。

中でも、日本仕様にないベルランゴが、EV版の『eベルランゴ』。EVパワートレインのモーターは、最大出力136hp、最大トルク26.5kgmを獲得する。バッテリーはリチウムイオンで、蓄電容量は50kWhとした。1回の充電での航続は、最大320km(WLTPサイクル)だ。

シトロエン e ベルランゴ 改良新型(欧州仕様)シトロエン e ベルランゴ 改良新型(欧州仕様)

新しい回生ブレーキシステムを採用した。ドライバーはステアリングホイールのパドルを使って、回生ブレーキの強弱を3段階に切り替えられる。さらに、3種類の走行モードを設定した。航続を延ばす「エコ」、パフォーマンス重視の「パワー」、「ノーマル」を用意する。オプションのヒートポンプは、バッテリーの電力を使わずにキャビンを暖め、航続を維持する。

出力7.4kWの車載充電器が装備されており、オプションで11kWの三相充電器を装着できる。出力7.4kWのウォールボックスでは7時間30分、出力11kWのウォールボックスでは5時間で、フル充電できる。最大出力100kWで急速充電した場合、バッテリーの8割を30分で充電できる。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. マツダ『CX-5』新型を欧州で発表…日本では2026年中に発売
  2. BMWの電動スクーター『CE 04』、3つの新デザインバリエーション発表
  3. ジープ『コンパス』新型の写真公開! アウトドアファンの要望に応える新インテリア
  4. 名車「964型ポルシェ 911」を最新の姿に甦らせる、シンガーが最新レストア作品披露へ
  5. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  3. リチウムイオン電池の寿命を2倍に、矢崎総業、バインダフリー電極材料を開発
  4. 中国EV「XPENG」、電動SUV2車種を改良…新電池は12分で80%充電可能
  5. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
ランキングをもっと見る