フォルクスワーゲングループは、2024年の世界新車販売の結果を発表した。アウディやポルシェなどを含めた総販売台数は903万台。前年比2.3%減だった。地域別では北米と南米で成長を遂げたものの、最大市場の中国での苦戦が響いた形だ。
地域別の販売動向を見ると、北米が6%増、南米が15%増と好調だった一方、欧州は0.1%減とほぼ横ばい、中国は10%減と大きく落ち込んだ。中国市場では競争激化により、販売台数が9.5%減少している。
電気自動車(EV)の販売台数は74万4800台で、前年比3.4%減となった。しかし、全体に占めるEVの販売シェアは8.3%と前年並みを維持。特に欧州市場では約21%のシェアを確保し、引き続きEV市場のリーダーとしての地位を守っている。