BYD、最新先進運転支援システム「天神之眼」発表…全車に搭載へ

BYDが最新先進運転支援システム「天神之眼」発表
BYDが最新先進運転支援システム「天神之眼」発表全 3 枚

BYDは、中国で新たな知能化戦略を発表した。この戦略の下で、BYDは最新の先進運転支援システム「天神之眼」を全車に搭載する計画だ。

天神之眼技術は、7~20万元(約148万円~422万円)の価格帯をカバーし、「海洋シリーズ」などの手頃な価格のモデルにも搭載される予定。これにより、高度な先進運転支援技術をより多くの人々が享受できるようになり、自動車業界の知能化変革をリードすることを目指している。

中国では、毎年疲労運転による交通事故が全体の21%を占め、死亡率は83%に達している。知能化技術は、路況をリアルタイムで監視し、潜在的な危険を回避することで、運転の安全性を向上させる。しかし、現在の市場では、知能化技術を搭載した車両は20万元以上の価格が一般的で、多くの人々が利用できない状況にある。

BYDが最新先進運転支援システム「天神之眼」発表BYDが最新先進運転支援システム「天神之眼」発表

BYDの天神之眼技術は、3つの技術ソリューションを提供する。特に「天神之眼 C」は、前方3カメラの5R12V感知ハードウェアとエンドツーエンド制御アルゴリズムを備え、ユーザーのニーズに応じた使用シーンをカバーする。高速道路や都市の快速道路での使用を想定し、ナビゲーションに基づいた経路での運転をサポートする。

BYDは、440万台を超えるレベル2以上の運転支援車両の販売実績を持ち、中国最大の車両データベースを構築している。さらに、11万人以上の研究開発者を擁し、知能化技術の普及を加速させる体制を整えている。今後もBYDは、業界パートナーと協力し、中国の知能化技術のグローバルな優位性を強化し、自動車産業の智能化革命を牽引する方針だ。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. トヨタ RAV4 新型の価格は390万~630万円と予想…電動グレード体系に再編
  2. ホンダ N-BOX など7車種1万2653台リコール…過去の改善措置が不適切
  3. スズキ『ジムニー』、フランス最終モデルは55台限り…6月末に発売へ
  4. メルセデスの名車「190E エボ2」が復刻! 限定100台の「HWA EVO」にハンコック純正装着
  5. メルセデスベンツの万能車『ウニモグ』がキャンピングカーに! 数日間の自給自足が可能
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  2. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  3. アステモの軽EV用インホイールモーターやジヤトコの2モーターK12マーチなど、国内サプライヤー技術が熱い!…人とくるまのテクノロジー展2025
  4. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  5. コンチネンタル、EVモーター用の新センサー技術開発…精密な温度測定可能に
ランキングをもっと見る