<新連載>普通のカーオーディオとは別次元!「感動力」を極めるハイエンド・サウンドの秘密[魅惑のハイエンド・カーオーディオ]

「ハイエンド・カーオーディオシステム」が搭載されたオーディオカーの一例(製作ショップ:イングラフ<青森県>)。
「ハイエンド・カーオーディオシステム」が搭載されたオーディオカーの一例(製作ショップ:イングラフ<青森県>)。全 5 枚

ハイエンド・カーオーディオ」というディープな世界が存在している。今回からスタートする当連載では、これが何なのか、そしてその楽しみ方のいろいろまでを詳細に説明していく。まず今回は、これと普通のカーオーディオとでは何が違うのかを解説する。

◆「 ハイエンド・カーオーディオ」とは、「とことん音にこだわる楽しみ方」!

結論から入ろう。ハイエンド・カーオーディオとは何なのかというと、端的に言うなら以下のとおりだ。「とことん音にこだわる楽しみ方」のことを指す。

ちなみにこれは、グルメの世界とある意味似ている。味にこだわり1度美味しいものを食べてしまうと、もうそれまでの味には戻れなくなる。ハイエンド・カーオーディオでも、1度良い音を体験するとそれ以前の音では物足りなくなる。そして良い音と出会う感動を何度も味わいたくなる。なのでハイエンド・カーオーディオの世界に足を踏み入れると、さらに良い音が欲しくなりシステムの高性能化へのトライをし続けたくなる。

ところで、良い音とはどのような音なのだろうか。さまざまな側面があるが、つまりは「感動力の高い音」というところに帰着する。音楽とはそもそも、人に感動を与え得る1つの芸術だ。音が良くなるとその感動の度合いがアップする。

「ハイエンド・カーオーディオシステム」が搭載されたオーディオカーの一例(製作ショップ:イングラフ<青森県>)。「ハイエンド・カーオーディオシステム」が搭載されたオーディオカーの一例(製作ショップ:イングラフ<青森県>)。

◆音色とサウンドステージの再現性が上がると、音楽の感動力が向上!

感動の度合いがアップするポイントは、主には2つある。1つは「音色の美しさ」で、もう1つは「音像のリアルさ」だ。

楽器演奏でも歌唱でも、ハイレベルな奏者やシンガーが紡ぎ出す音は、素人が奏でる音色とは次元が異なる。しかしステレオ装置がチープだと、その素晴らしさを忠実に再現しきれない。

でも高度なオーディオシステムでは、楽器や歌唱の響きや余韻やそして演奏の抑揚や音楽家の感情が、怒濤の迫力でリスナーに押し寄せる。

そして高度なオーディオシステムで質の高い技術で録音された演奏を再生すると、まるでそこにいるかのようなリアルさでサウンドステージが目前にて展開される。1音1音が生々しく、そして音像が立体的に再現される。そうであるとまた、音楽の感動力がアップする。

「ハイエンド・カーオーディオシステム」が搭載されたオーディオカーの一例(製作ショップ:イングラフ<青森県>)。「ハイエンド・カーオーディオシステム」が搭載されたオーディオカーの一例(製作ショップ:イングラフ<青森県>)。

◆高級な機材の中からマイベストを選りすぐり、高度なシステムレイアウトを敷くと…

さて、そのような「感動力の高い音楽再生」を楽しむためには、どうすれば良いのかというと…。

これについてもポイントは大きく2つある。1つは「ハイグレードな機材を使うこと」で、もう1つは「ハイレベルなシステムレイアウトを敷くこと」だ。

なお機材にこだわろうとする場合には、選ぶべき製品はある程度価格が高いものの方が良い。オーディオ機材は基本的に、投じられたコストが音質性能に直結する。スピーカーにしてもパワーアンプにしても機械としての基本的な仕組みがシンプルなだけに、投じられた物量の質と量が音にダイレクトに効いてくるからだ。

ただし、ただ高ければ良いというものでもない。愛好家は多々ある高級機材の中から自分の好みにマッチするものを選りすぐる。そうしてマイベストに出会えると、言いようのない幸福感を味わえる。

そしてシステムレイアウトにもこだわることでも、感動力の高いサウンドを奏でられるようになる。

今回は以上だ。次回からは音にこだわろうとするときの具体的なアプローチ法のいろいろを1つ1つ説明していく。お楽しみに。

《太田祥三》

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