賢くスマートにEVライフを最適化、パナソニックの次世代充電ソリューション開始

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賢くスマートにEVライフを最適化、パナソニックの次世代充電ソリューション開始
賢くスマートにEVライフを最適化、パナソニックの次世代充電ソリューション開始全 11 枚

パナソニック株式会社 エレクトリックワークス社は2025年2月25日、EV充電をもっと賢く、EVライフをもっと便利にするスマートフォン用アプリ『おうちEV充電サービス』の配信を同日より開始し、IoTにつながるEVコンセントを活用して賢いEVライフを目指す。

山本悠斗氏 平成26年4月、パナソニック株式会社に入社。電気自動車用充電設備の設計・企画の経験を経て、充電設備を活用した様々なサービスの立上げを実施、現職にいたる。

EV充電をIoT化とアプリ管理で不安を減らし利便性を向上させる

パナソニック エレクトリックワークス社 エネルギー・IoTソリューションセンター 山本悠斗氏(右)とインタビュアーの会田肇氏(左)パナソニック エレクトリックワークス社 エネルギー・IoTソリューションセンター 山本悠斗氏(右)とインタビュアーの会田肇氏(左)

『おうちEV充電サービス』を提供するパナソニック株式会社 エレクトリックワークス社は、パナソニック・グループ内において、家の分電盤とか照明、太陽光、蓄電池のほか、EVの充電設備などを担当する部門として位置付けられる。

そして、その中に住宅システムとかインターフォン、蓄電池などを製造する「電材&くらしエネルギー事業部」があるが、新規サービスを創出することを目的に「エネルギー・IoTソリューションセンター」を2021年4月に発足、今回発表した『おうちEV充電サービス』はこの部門からの提供となっている。

『おうちEV充電サービス』はその名の通り、EV充電での利便性を高めるために誕生したのは言うまでもない。ただ、単にアプリで充電を管理するだけでなく、自宅のEVコンセントをIoT化することで、お得な時間帯にEV充電が可能になるスマートフォン用アプリとしているのが最大の特徴で、アプリそのものは誰でも無料で使うことができる。

このアプリを開発した背景について、パナソニック株式会社 エレクトリックワークス社エネルギー・IoTソリューションセンターの山本悠斗氏は、「EVを購入する際や購入後に不安を感じている人が想像以上に多いことがわかり、これを解決していきたいとの思いがあった」と話す。

その不安とは次のようなものだ。これからEVを買おうとする人にとっては、外出時の充電切れのほかに、充電の電気代が高いんじゃないのか、結果としてEVはお得なんだろうかとの疑問だ。一方のEV購入者は、EVにかかる電気代がどのぐらいなのか分からないことを不満に感じていたり、お得な電力会社や電気料金プランへの切り替えに踏み切れず、EVにして結局は得だったのか?そんなモヤモヤとした思いの中でEVを使っている状況にあるという。

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興味深いのが、エレクトリックワークス社が戸建てEV保有者に対して独自に調査したデータだ。それによると、97%の人が自宅に充電器を持ち、全体の約86%が自宅で充電していることが分かったという。世間では、充電スポットが足りないからEVが普及しないとの見方が多いが、山本氏は「この調査結果から判断すると実際の状況は違っているんじゃないかと思う」と話す。

見えづらい充電に関する電気代を“見える化”して次の行動を促していく

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とはいえ、自宅で充電を始めれば当然ながらその分の電気代は上乗せとなる。調査ではそのことについても言及している。自宅の電気代を知っているか?との問いに約70%の人が知っていると答え、その費用はEV導入前よりも約1.3倍以上になったと回答した人が約35%いた。つまり、山本氏曰く「普段。電気代がいくらかかるのか、気にする人はそれほど多くないと思うが、EVを導入すると途端にそれが気になり出す」というわけだ。

そして、電気代が気になった人は次なる行動をおこす。充電でアップした電気代を少しでも下げるために全体の約30%がEV購入後に電力会社や電気料金プランの変更に踏み切っているのだ。その結果、それぞれにメリットを生むが、特に電力会社や電気料金プランを変えた人は約9割が年間1万円以上もお得になったとしている。これは大きい。

山本氏はEVユーザーが使う電気代の現状について、「積極的に自分で調べている人だけが得をしている状況にあって、ここまで踏み切れてない人がほとんどなのが実態」と話す。こうした状況を解消するアプリとして、山本氏たちは、『おうちEV充電サービス』の開発に踏み切ったというわけだ。

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このアプリが持つポイントは、大きく3つある。一つめは「電気代を賢く節約できる」というもので、電気代がお得になる時間帯を設定できる“オフピーク充電”で賢く充電が可能になることだ。二つめは「充電スポットが探せる」こと。出掛けた際に利用する充電スポットの条件を自分好みで探し出せ、三つめが「日常の利用でポイントが貯まる」というもの。アプリのログインや様々なミッションを達成することでどんどんポイントが貯まっていくのだ。

『おうちEV充電サービス』を使う事でプラスになるポイント

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まず、一つめの「電気代を賢く節約できる」こと。これには2つの方法があって、ひとつは電気料金プランを変更した際にシミュレーションして最適な電気料金プランチェンジが行えるというもの。利用者の生活スタイルによっては最適なプランは様々だ。そこでアプリ上で現状の電気料金や生活スタイルを入力してもらうことで、電力会社/プランをシミュレーションして表示してくれる。

もうひとつは、EVコンセントに指定するIoT制御モジュール(Nature社製)を加えることで、遠隔でその制御が可能になるというものだ。これによって日々の充電レポートであったり、電気代が安い時間帯に充電ができるといったことがインターネットを介してできるようになる。たとえば、料金が安い深夜電力を使いたいのであれば、その時間帯にしか通電しないといった制御ができる。なお、IoT制御モジュールは従来からあるEVコンセントでも機器を追加する形で対応できるそうだ。

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二つめの「充電スポットが探せる」は、外出した時にアプリ上で充電スポットの場所をサポートするというものだ。山本氏によれば「自宅での充電が多いとはいえ、外出時の充電についてもケアしないとEV普及の障害になりかねないと感じている」と話し、そこで使い勝手を高めるためにも、自宅充電をサポートしている同じアプリ上で外出時の充電スポットが探せる仕組みを用意したという。

最後は三つめの「日常の利用でポイントが貯まる」というもので、アプリの日常利用でポイントが貯まっていくことを想定しているそうだ。たとえば、記事を読んでもらうとかでもポイントが貯まるし、プランを変更した電力会社によっては毎月ポイントを付与することもある。また、IoT制御モジュールの導入でもポイントは貯まることを企画しており、このような、アプリとの様々な関わり合いの中でポイントが貯まっていく仕組みだ。

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このサービスでユニークなのは、ガソリン車とEVとでどのぐらい維持費が違うのかをシミュレーションしてくれることだ。これは、ガソリン車からEVに乗り換えた時のどのぐらいお得になるかを示すもので、山本氏によれば「ここの部分が皆さん意外に把握できていない。ガソリンから電気代に変わった時、燃料費と電気代との差がはっきりわかればEVへの乗換につながるかもしれない」というわけだ。

これに関連して、EVに乗り換えようと思った時、このアプリには乗っているガソリン車の下取り価格がどのぐらいなのかを提示できる機能も搭載した。他にも、EVにまつわる保険の記事なども配信するなど、EVへの乗り換え促進に弾みがつきそうな情報提供も行っていくことにしているという。

では、『おうちEV充電サービス』はどのように使えばいいのか。使い方は「おうちEV充電」「おうちEV充電+EVコンセント」「おうちEV充電+IoT EVコンセント」の3つがある。

家庭用EV充電器で高いシェアを誇る家庭用EV充電器で高いシェアを誇る

アプリは誰でも無料で使えるので、たとえばIoT制御モジュールがなくても、さらに言えばEVコンセントを持たない戸建て住まいの人も、マンション住まいの人でも利用は可能だ。要はどのプランであっても電気料金プランのシミュレーションや、充電スポット検索、お役立ち記事、EV乗り換えシミュレーションといった機能は利用できるわけだ。アプリの使い勝手を試す意味でも、まずは『おうちEV充電サービス』をダウンロードしてみることをお勧めしたい。

ただ、ポイントとなるのはIoT制御モジュールを導入することで初めて、アプリの機能がフル活用できるようになることだ。その場合は提携している電力会社(電力会社5社+ガス会社1社)やプランの切り替えを行った際に割引などの特典が使え、さらに充電管理やレポートをアプリ上で利用できたり、ポイントもフルに貯められたりする。

IoT制御モジュールを組み合わせるメリットはこれだけにとどまらない。充電管理やレポートを使うためには通信が欠かせないが、このIoT制御モジュールにはそのためのLTE通信が10年間にわたって使える機能が備わっている。こうしたモジュールは多くの場合、Wi-Fiに接続するといった手間を必要とするものだが、今回のIoT制御モジュールでは、Wi-Fi接続不要ですぐにサービスが利用できるのだ。

それでいて、このIoT制御モジュールとEVコンセントを組み合わせたIoTEVコンセントは10万円以下(工事費別)を想定。東京都内に住んでいるなら“通信機能付き充電設備”として上限30万円の助成金対象ともなる(工事費は含まず)。つまり、戸建てでEVコンセントを備えているなら、IoT制御モジュールを組み合わせるべき条件が、この『おうちEV充電サービス』の登場によってもたらされたと言っても過言ではないのだ。

なお、すでに設置済みのEVコンセントにIoT制御モジュールを追加する場合、動作保証するEVコンセントはパナソニック製のみとなっている。とはいえ、EVコンセントについては、パナソニックが高いシェアを持っており、むしろ他社製との組み合わせになることはほぼないと考えて差し支えないだろう。

パナソニック株式会社 エレクトリックワークス社としては、EVに乗り換えた際のライフサイクルを踏まえ、たとえば電力プランとして再エネ化を進めていくことも想定。今後はEVへの行動変容そのものを通して、太陽光など再エネの導入も進めるなどして社会に貢献していく考えだ。この『おうちEV充電サービス』の導入をきっかけに、より多くの人が充電をより便利なものとし、それがCO2削減の一助となっていくことを期待したい。

おうちEV充電サービス WEBサイトはこちらおうちEV充電サービス アプリダウンロードはこちら

《会田肇》

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