「遂にこの日が来てしまった」アルピーヌ『A110 R』最終モデル発表にファンからは悲しみの声

アルピーヌ A110 R 70
アルピーヌ A110 R 70全 8 枚

アルピーヌは創立70周年を記念し、スポーツクーペ『A110』の特別限定モデル「A110 R 70」を発表した。A110の高性能版「R」の最終モデルで、世界限定770台が生産される。A110は2026年に生産終了することがアナウンスされており、SNS上ではファンからの悲しみの声が上がっている。

「A110 R 70」は、カーボンファイバーを贅沢に使用していることが特徴だ。フロントボンネットからリアウィンドウ、ルーフ、リアスポイラーに至るまで、軽量かつ高剛性のカーボンファイバーが採用されている。18インチホイールもカーボンファイバー製で、白いトリムがアクセントとなっている。

パワートレインには、アルピーヌの代名詞とも言える300hp(215kW)、トルク340Nmのエンジンを搭載。スリムなシャシーと相まって、卓越した走行性能を実現している。

アルピーヌ A110 R 70アルピーヌ A110 R 70

外装色は10色から選択可能で、インテリアデザインは4種類のカスタマイズオプションが用意されている。標準装備としてミシュランのPS CUP 2タイヤを採用し、アクラポビッチ製エキゾーストシステムを装備。ブレンボ製ブレーキキャリパーは7色から選べる。

特筆すべきは、アルピーヌの70周年を象徴するトリコロール(3色)の特別仕様だ。ブルー、ホワイト、レッドの3色で各70台、計210台が用意される。これは、1955年にジャン・レデレがブランドを創設した際、3台のトリコロールの「A106」で初めて生産車を発表したことにちなんでいる。

アルピーヌ A110 R 70アルピーヌ A110 R 70

これに対しSNSでは「なんでやめるん?」「遂にこの日が来てしまった」「A110ももう終了か」などファンからの悲しみの声が多く上がっている。A110としても2026年中の生産終了となることから、「ガソリン車はあと1年か」「次は何が来るの?」など悲しみの声や、次のスポーツモデルに期待する声も見られた。

アルピーヌは新型ルノー『5(サンク)』をベースとした電動ハッチバック『A290』をすでに発売しているほか、5月には新型電動スポーツ『A390』を公開予定。アルピーヌのスポーツマインドは受け継がれていくが、内燃機関(エンジン)車としてはこのA110が最後のモデルとなる。

「A110 R 70」のフランス本国でのベース価格は12万2500ユーロ(約1903万円)から。フランス本国では既に注文が開始されているが、日本での販売については未発表。

《園田陽大》

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