三菱『トライトン』アジアクロカンラリー参戦車両を初公開、新カラーに込めた意気込み

三菱『トライトン』のアジアクロスカントリーラリー参戦車両
三菱『トライトン』のアジアクロスカントリーラリー参戦車両全 5 枚

三菱自動車は、「第46回バンコク国際モーターショー」において、アジアクロスカントリーラリー(AXCR)2025に参戦する新しいカラーリングの『トライトン』を初公開した。

『トライトン』アジアクロカンラリー参戦車両

チーム三菱ラリーアートは、今年8月にタイ~カンボジアで開催されるAXCR2025にピックアップトラックのトライトンで参戦する。新カラーリングを纏った参戦車両は、エンジンの耐久性向上を中心とした改良が施されており、2022年大会以来3年ぶりの王座奪還を目指す。

2024年大会では、排気量の大きなライバルに対抗すべく動力性能を強化し、悪路走破性にも磨きをかけたトライトンの4台体制で臨んだ。エースドライバーのチャヤポン・ヨーター選手(タイ)が6日間の競技のうち後半戦初日となるLEG4で総合首位に浮上し、2位以下に20分以上の大差をつけるも、エンジントラブルにより無念のリタイヤを喫した。

AXCR2025は8日間の約2500kmと過酷さが増しており、今回のトライトンはエンジンの耐久性向上のほか、足回りなど各部の熟成を図ってポテンシャルをいっそう高め、万全の状態で臨む。

新カラーリングは、チーム三菱ラリーアートのアイデンティティであるエネルギッシュなレッドカラーによる、巻き上がる土埃をイメージしたデジタルサンドストームのグラフィックを車体前方から中央にかけて配し、ボディサイドにはラリーアートロゴを大胆にレイアウトすることで、三菱自動車のモータースポーツにかける情熱を表現した。

AXCR2025は8月8日にタイのパタヤでセレモニアルスタートを行い、9日から本格的な競技がスタート。タイ国内を北上した後、南下し、14日にカンボジアに入国。16日にカンボジアの首都プノンペンでゴールを迎える。コースは山岳部、密林地帯、川渡りなど変化に富み、総走行距離は昨年から約500km延長された約2500kmとなり、走破性に加え、高い耐久性が問われる。

《森脇稔》

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