ハーレーダビッドソンジャパンの新社長に2025年1月より就任した玉木一史氏が、「東京モーターサイクルショー2025」のプレスカンファレンスにて登壇。展示モデルたちのハイライトを紹介するとともに、今年開催していくイベントや仕掛けなど幅広い層にブランドを認知してまうための戦略を明かした。
まず始めにコメントしたのは、日本全国のハーレーダビッドソン正規ディーラー各店に対する感謝の言葉であった。
「販売店のスタッフの皆さまが日々、お客様と向き合い、ハーレーダビッドソンとともにあるライフスタイルの楽しさを自ら体現し、発信してくださっているからこそ、日本においてハーレーダビッドソンソンは世界の中でも稀有な“ハーレー大国”であり続けています。これからも共に、一緒に走り続けていきましょう!」

玉木新社長はそう言って、力強く右腕の拳を突き上げた。
玉木氏は日産自動車にて複数の役職に就いた経験を持つほか、マセラティジャパンでは取締役兼執行役員ゼネラルマネージャーとして同社を率いるなど、四輪自動車業界にて20年以上のキャリアを持つ。
◆ハーレーと共にある暮らしの楽しさを日本中に

今回の東京モーターサイクルショーについては、「ハーレーダビッドソンの新たなイノベーションを象徴する2025年モデルのハイライトをお披露目できることに、たいへん興奮しています。日本全国のディーラーの皆さんと手を携えて、この偉大なブランドのヘリテージを称え、ハーレーダビッドソンスピリットを体現するモーターサイクルたちや、ハーレーと共にある暮らしの楽しさを日本中の皆さんに届けていきたいと強く願っています」とコメント。

2025年は新規で自動二輪MT免許を取得し(教習所を卒業)、年内に正規ディーラーで新車を成約・納車されたライダーを対象に、免許取得費用に相当する最大10万円をサポートする期間限定プログラム「パスポート to フリーダム」を展開し、新規ユーザーの獲得を目指す。
全国約500か所の「パートナー教習所」の一部では『NIGHTSTER(ナイトスター)』の教習車が導入され、教習段階からハーレーの鼓動を味わえる。

また、5月10日・11日には、音楽・ファッション・フード・モーターサイクルが融合した日本最大級のライフスタイルフェス『BLUE SKY HEAVEN(ブルースカイヘブン)2025』を横浜市・山下ふ頭特設会場にて開催。
全国各地でも地方版ブルースカイヘブンといえる『BLUE SKY MEETING(ブルースカイミーティング)』が行われ、4月19日の『BLUE SKY MEETING(ブルースカイミーティング)北九州』(勝山公園/福岡県北九州市小倉北区)を皮切りに、7月5日・6日の北海道・苫小牧、9月20日の大阪(泉南ロングパーク)、10月中部北陸(会場未定)と、ファンらが一堂に会したり、新規層がブランドに触れる機会を多く企画している。
◆2リッター近いVツイン3機種揃い踏み!

東京モーターサイクルショーのハーレーダビッドソンブースでは、壇上に排気量1977ccの超弩級Vツインエンジンを搭載する最高峰モデルが3機種展示された。
『CVOロードグライドST』はバガーレーサーからインスパイアを受けたスポーツツーリングモデルで、グランドツアラーでありながらシートはソロ仕様としている。6インチのライザーとモトハンドルバーの組み合わせによって、アップライトなライディングポジションを実現した。

『CVOロードグライド』と『CVOストリートグライド』は可変バルブタイミング機構を持ち、全域で力強いトルクを発揮。いずれも限定のペイントとグラフィックスによって精巧に仕上げられたCVO(カスタムビークルオペレーションズ)であり、Skyline OS採用のインフォテインメントシステムを備えたカラータッチスクリーンや、500Wアンプとロックフォードフォズゲートのフェアリングスピーカーなどからなるプレミアムオーディオシステムを搭載する。