大阪・関西万博、悪天候と大混雑の幕開け、「空飛ぶクルマ」も中止[新聞ウォッチ]

2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博2025)
2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博2025)全 1 枚

さまざまな異論も飛び交う中で、大阪・関西万博が大阪湾の人工島・夢洲で開幕した。大阪で大規模な万博が開かれるのは、1970年の大阪万博以来、55年ぶりとなるそうだ。

きょうの各紙も、国内では、2005年の愛知万博以来、20年ぶりの祭典となるため、当然のごとく紙面は“万博”一色に埋め尽くされていると思ったが、1面トップで報じているのは「命 未来見つめる、158の国・地域参加」という見出しの朝日と関西方面に比較的読者が多い産経の2紙のみ。

それでも各紙は、総合面や社会面などに関連記事を取り上げているが、それらの記事をチェックする限りでは多くの課題を抱えての幕開けとなったようだ。例えば、「未来への期待脈打つ、『人間洗濯機』『化石の石』人だかり」(読売)のタイトルはまだしも、「雨の万博初日、イベント・展示・食に行列、反対デモ、入場2時間待ちも」(朝日)や「通信障害や荒天影響,『並ばない』はずが、大混雑の開幕に、空飛ぶクルマ・初日飛ばず」(毎日)。さらに「混雑や工事中不安の種、バス満席パビリオン60分待ち」(産経)。

そして東京も総合面に「『並ばない』看板倒れ、予約システム不採用の国多く、あちこち長蛇の列『入れない』」。社会面には「雨中の幕開け歓喜と困惑、ずぶぬれ、スマホ電波悪い、ブルーインパルス飛行中止」などのネガティブな記事が際立つ。

そんな中、毎日が4月12、13日に実施した全国世論調査では、大阪・関西万博に行くかどうかを尋ねたところ、「たぶん行かない」(32%)と「行かない」(55%)を合わせると87%を占め、「必ず行く」(4%)と「たぶん行く」(8%)を合わせた回答(13%)を大きく上回ったという。会期の10月13日までの半年間で、「たぶん」の割合がどこまで「行く」の方向に傾くかも注目したい。

2025年4月14日付

●内閣支持横ばい31%、トランプ関税「懸念」88%本社世論調査 (読売・1面)

●EV・HVの「いいとこ取り」、PHVの販売台数は大きく伸びている (読売・11面)

●命 未来 見つめる、大阪・関西万博開幕、158の国・地域参加 (朝日・1面)

●「並ばない」はずが大混雑の開幕に、空飛ぶクルマ初日飛ばず (毎日・19面)

●沖縄の道路標識、補修状況、全国ワースト (産経・22面)

●岐路の道路政策、人口減でも延びる道路、維持費のツケ重く (日経・1面)

《福田俊之》

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