NEXCO中日本、高速道路の停電回避へ新技術開発に着手

ケーブルの多くは地中に埋設。ケーブル被覆が劣化することで電気が地中に流れる事象が発生する
ケーブルの多くは地中に埋設。ケーブル被覆が劣化することで電気が地中に流れる事象が発生する全 1 枚

NEXCO中日本は、高速道路における停電事象の回避に向けた新たな取り組みを開始した。同社はTokai Innovation Instituteと共同で、微小な漏れ電流を高精度で捉える手法の研究に着手した。

高速道路には、インターチェンジやトンネルなどの設備に電気を供給するための受配電設備がある。電力を送るためのケーブルの多くは地中に埋設されているが、ケーブル被覆の劣化により電気が地中に流れる「地絡事象」が発生し、停電に至る場合がある。

現在、地絡事象が起きた場合はブレーカー動作により電源供給を停止し、損傷したケーブルを取り換えている。この研究は、ケーブルの劣化状況を把握し、事前に取り換える予兆保全への転換を目指すものだ。


《森脇稔》

アクセスランキング

  1. 分割式で取り付け簡単、MAXWINの金属製スノーチェーン「K-TIR08」発売
  2. トヨタ『ハイラックス』新型、まずはディーゼルの5グレードを豪州発売…約355万円から
  3. メルセデスベンツ、新型電動ミニバン『VLE』を2026年3月世界初公開へ
  4. トヨタ『RAV4』新型、ジェイテクトの協調操舵技術「Pairdriver」初搭載
  5. 「5速MTを残すのは漢」新型スズキ『ワゴンR』に反響続々! デザイン統一にも「思い切ったな」
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る