ホンダ(本田技研工業)は4月24日、2024年度(2024年4月~2025年3月)の四輪車に関する生産・販売・輸出台数を発表した。グローバル生産が2期ぶりマイナス、国内生産も3期ぶりマイナスになったいっぽうで、国内販売は2期連続プラスを記録した。
生産実績では、国内が69万2593台(前期比98.0%)で3期ぶりの減少。海外は295万1473台(86.5%)で2期ぶりに減り、3月までの月次ベースでは8か月連続で前年を下回った。これにより、世界生産台数は364万4066台(88.5%)と2期ぶりの減少となった。
地域別では、北米が160万8441台(100.2%)で2期連続増となり、そのうち米国では98万8756台(96.0%)と3期ぶりに減少した。アジア地域は124万3970台(72.0%)と4期連続で減少し、特にアジアのうち中国では76万8288台(65.7%)と大幅な落ち込みが続いた。中国では月次で8か月連続減、アジアでは11か月連続減となっている。
国内販売は全体で66万8582台(109.4%)となり、2期連続の増加。登録車は37万8498台(121.4%)で2期連続の増加、軽自動車は29万0084台(96.9%)で3期ぶりの減少となった。なお軽自動車販売は直近の2か月では前期比プラスに転じているが、登録車販売は5か月連続でマイナスを記録している。
主な登録車種は『フリード』が9万0808台(121.6%)、『ヴェゼル』は7万1120台(101.6%)、『フィット』は5万8641台(103.8%)だった。軽自動車では『N-BOX』が21万0768台(96.5%)を記録し、軽乗用車ランキング1位となった。