ドイツのIAV GmbHと東芝デジタルソリューションズは、自動運転システム(AD/ADAS)の仮想検証サービスの共同開発に合意したと発表した。両社は最先端技術を組み合わせ、世界最高水準の検証サービスの提供を目指す。
近年、自動車業界では自動運転やコネクテッド化が急速に進展し、システム開発が高度化・複雑化している。このような先端的な自動運転システムの開発は、自動車メーカー単独ではなく、部品サプライヤやエンジニアリングサービスプロバイダーとの共同開発が増加している。
自動運転システムの安全性確保には、実車試験だけでなく、様々な条件下でのシミュレーションによる仮想検証が不可欠となっている。さらに、各国・地域のNCAPでも仮想認証試験(Virtual Homologation)の段階的導入が発表されており、業界共通ルールや標準規格の策定が急務となっている。