4月28日~5月2日に掲載された[新聞ウォッチ]連載のまとめです(4月29日は休載)。今週は欧州ステランティスの日本法人が、5月1日から日本で自動車の販売価格を引き下げるという発表が話題になりました。日本で主要ブランドを一斉に値下げするのは初めてだそうです。

トヨタ自動車の“源流企業”で東証プライムに上場する豊田自動織機が、株式の非公開化を検討しているという。朝日など複数のメディアが、GWに入った4月26日付けの朝刊に「豊田織機、株非公開化を検討、トヨタなど源流企業へ買収案」などと報じていたが、トヨタ自動車の豊田章男会長を含むトヨタの創業家が、非公開化を前提とした買収提案を行ったそうだ。

SUBARU(スバル)やいすゞ自動車などほとんどの大手自動車メーカーが、5月6日までの大型連休に入って海外旅行中などレジャーを楽しんでいる人も少なくないようだが、それでも気になるのが世界経済の安定どころか混迷を深めるトランプ米政権との関税協議の行方だろう。

備蓄米を放出しても米価の高騰が収まらないなど、飲食料品を中心に右を向いても左を見ても「値上げ」のラッシュが止まらないが、そんな中で、きょうの日経が1面に「値下げ」のニュースをめずらしく取り上げている。

軽自動車を含めた4月の国内新車販売台数が34万2876台で前年同月比10%増となり、4か月連続でプラスだったという。ただ、前年はトヨタ自動車の完全子会社であるダイハツ工業の認証不正問題による生産・出荷停止の影響で大きく落ち込んでいたため、その反動で二けたの増加となったようだ。