中国NEV市場の舞台裏、補助金政策を超えて見えた変化の本質とは…ジャーナリスト 高口康太氏[インタビュー]

中国NEV市場の舞台裏、補助金政策を超えて見えた変化の本質とは…ジャーナリスト 高口康太氏[インタビュー]
中国NEV市場の舞台裏、補助金政策を超えて見えた変化の本質とは…ジャーナリスト 高口康太氏[インタビュー]全 1 枚

来たる7月9日、「世界No.1 EV大国『中国』の真相」セミナーが開催される。セミナーに登壇するのは、中国の経済・産業動向に詳しいジャーナリストで千葉大学客員教授の高口康太氏。

今回のセミナーは以下のテーマで進められる。

1.「世界一のEV大国」中国の現状
2.中国の産業政策第1ステージ(~2015)とその失敗
3.中国の産業政策第2ステージ(~2020)と「EVの冬」
4.テスラのCatfish Effectと「EV4時間産業圏」
5.低速EVから低価格EVへの“進化”
6.造車新勢力(2014年以降誕生のEVスタートアップ)の素顔
7.対談・質疑応答

講演の後には、本セミナーのモデレーターであるスズキマンジ事務所 代表(株式会社デンソー 技術企画部 CX)である鈴木万治氏を交えて、参加者からの質疑応答やディスカッションの時間が用意されている。

高口氏に、セミナーの見どころを聞いた。

補助金頼みではなかった? 試行錯誤の電動化政策

世界的に見ても圧倒的な規模となった中国新エネルギー車(NEV)市場。その急成長の背景には、単なる政府の補助金政策だけでは説明できない、複雑なダイナミズムが存在した。

中国の経済・企業動向を長年取材してきたジャーナリスト・千葉大学客員教授である高口康太氏は、「技術論だけでなく、政策や企業の取り組み、それによる市場の変化を読み解くことが重要です」と語る。

なぜ中国は世界一のEV大国となり得たのか。その軌跡を高口氏の分析と共に追う。

「なぜ中国はここまで強くなったのか」…高口氏はこの問いに対し、「よく言われるのが、『補助金で、産業政策によって成功したのだろう』ということですが、実はそう単純な話ではないのです」と語る。


《佐藤耕一》

日本自動車ジャーナリスト協会会員 佐藤耕一

自動車メディアの副編集長として活動したのち、IT企業にて自動車メーカー・サプライヤー向けのビジネス開発を経験し、のち独立。EV・電動車やCASE領域を中心に活動中。日本自動車ジャーナリスト協会会員

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