自動車部品大手のZFは、6月15日から18日にドイツのハンブルクで開催される「UITPサミット2025」において、都市バスおよび長距離バス向けの最新技術を発表する。
同社は駆動系、安全システム、デジタルシステムにわたる革新的な技術を展示し、公共交通の脱炭素化と安全性向上に向けた取り組みを紹介する。
今回のサミットでは、電気中央駆動システム「CeTrax 2」と空気圧縮機「e-comp Scroll」が世界初公開される。CeTrax 2は連続出力210kW、最大トルク8720Nmを発揮し、19トンまでのバスに特に適しているという。
また、低床電動アクスル「AxTrax 2 LF」も展示される。これはAxTrax AVEモデルの後継機で、革新的なモジュール式電気駆動システムを採用している。前モデルと比較して約20%のエネルギー消費削減を実現し、事業者の総所有コスト(TCO)の大幅な削減に貢献する。