トレンドマイクロの子会社で自動車向けサイバーセキュリティ技術を手がけるVicOneは、5月21日から23日にパシフィコ横浜で開催される「人とくるまのテクノロジー展2025 YOKOHAMA」に出展する。
同社は5月に発表したばかりの自動車サイバー脅威インテリジェンスプラットフォーム「xAurient」を初めて一般公開する。
展示会最終日の23日には、SGSジャパン主催のセミナーにVicOne日本地域代表の小田章展氏が登壇し、自動車業界における最新のサイバーセキュリティ対策について講演を行う予定だ。
「人とくるまのテクノロジー展」は自動車技術会が主催する国内最大級の自動車技術専門展示会。VicOneのブースでは「xAurient」のほか、「xCarbon」「xNexus」「xZETA」「Smart Cockpit Protection」など、自動車産業向けに特化した幅広いセキュリティソリューションを展示する。
「xAurient」は自動車メーカーおよびサプライヤーの開発環境に対応し、攻撃経路を特定する独自の分析機能を備え、脅威の発生メカニズムや背景を可視化するプラットフォームだ。また「TARA」や「ペネトレーションテスト」サービスでは、パートナー企業との協業による包括的なセキュリティ対策支援を提供する。
SGSジャパン主催のセミナーでは、UN-R155やCRAなど自動車業界で求められるサイバーセキュリティ関連法規への対応について解説する。小田氏は講演で、多岐にわたるセキュリティサービスのベンダーマネジメント課題に対し、SGS社との協業による一気通貫のサービスについて紹介する予定だ。
VicOneは、トレンドマイクロが30年以上培ってきたサイバーセキュリティ技術をベースに、自動車産業向けの専門的なセキュリティソリューションを提供している。AIを活用した車両保護や、コネクテッドカーの増加に伴う新たな脅威への対策など、急速に進化する自動車業界のセキュリティニーズに応える取り組みを展開している。