ユーロNCAP、自動車安全評価にリアルタイム道路危険データ活用へ

ユーロNCAPが第16回ITS欧州会議において、道路安全データ機構(DFRS)と覚書を締結
ユーロNCAPが第16回ITS欧州会議において、道路安全データ機構(DFRS)と覚書を締結全 1 枚

欧州の自動車安全評価機関のユーロNCAPは、第16回ITS欧州会議において、道路安全データ機構(DFRS)と覚書を締結したと発表した。この協力により、リアルタイムの道路危険データを統合した車両安全評価の向上を目指す。

ユーロNCAPの2026年プロトコルでは、速度支援システム要件の一環として地域危険警告とデータ共有を導入する。自動車メーカーは安全評価を取得する前提条件として、地域危険警告情報の共有が求められる。

新プロトコルでは、クラウドベースと直接通信技術の両方を有効なデータ共有チャネルとして認め、組み合わせアプローチによる道路安全の最大化を推奨している。ユーロNCAPは、メーカーに対してDFRSのシステムを通信の基準クラウドとして使用することを奨励する。


《森脇稔》

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