三菱HCキャピタルとEV性能予測技術を用いたデータ活用事業を運営するMobiSaviは、業務提携契約を締結したと発表した。両社は今後、EVの普及と適切なリパーパス(再利用)などの資源循環(サーキュラーエコノミー)の実現を目指す。
提携の背景として、多くの企業がカーボンニュートラル実現に向けてEV導入を検討している中、EVの持続可能性確保にはサーキュラーエコノミーが不可欠とされている。特にバッテリーに使用される希少資源の有効活用とリユース、リパーパスによる環境負荷低減が重要視されている。
現状、中古バッテリーの性能評価や保証は十分に確立されておらず、国内における中古EVの買い取り価格がガソリン車より低いため、その約8割が海外へ流出している状況だ。
三菱HCキャピタルグループは、2023年から2025年度中期経営計画において「EV関連」「脱炭素ソリューション」への取り組みの一環として、三菱オートリースを含むグループ連携によるEV統合型サービスを提供している。