ヒョンデの高性能EV『アイオニック5 N』、フルエアロの軽量仕様で「パイクスピーク2025」参戦

ヒョンデ『アイオニック5 N』のパイクスピーク2025参戦車両
ヒョンデ『アイオニック5 N』のパイクスピーク2025参戦車両全 6 枚

ヒョンデは、6月22日に米国で決勝レースが開催される「第103回パイクスピーク国際ヒルクライム」(PPIHC)に、高性能EV『アイオニック5 N』で参戦する。

【画像全6枚】

ヒョンデは、エヴェイシブ・モータースポーツと協力。この新たなコラボレーションは、エヴェイシブ・モータースポーツにとって最も野心的なEVプロジェクトとなる。チームは2025年型アイオニック5 Nを改造し、アメリカズ・マウンテンの頂上を目指す伝説的なレースに挑戦する。

ヒョンデの技術リソースと昨年の記録樹立経験に支えられ、エヴェイシブは2022年にテスラ『モデル3』で成功を収めた経験を活かし、再びEVクラスでの存在感を示すことを目指している。

ヒョンデ『アイオニック5 N』のパイクスピーク2025参戦車両ヒョンデ『アイオニック5 N』のパイクスピーク2025参戦車両

2025年のPPIHCに向けて、エヴェイシブはヒョンデ初の高性能EV、アイオニック5 Nの潜在能力を引き出すことに注力している。Nグリンブースト作動時に641hpのパワーと568ポンドフィートのトルクを発揮し、サーキット走行に適した機能を備えたこの車両で、チームはモデル3レースカーから得た重要な学習を活用し、グリーンフラッグが振られた瞬間から電撃的な成功を続ける準備を整えている。

エヴェイシブは、ダウンフォースと軽量化に重点を置いている。社内のEVSチューニング部門は、重量2200kgの車両からインテリアを取り除き、カーボンファイバー製のドアとテールゲートを製作することで、227kgの軽量化に成功した。

この新しい車両の競技用パーツを調達することが最大の課題の一つだったが、複数のパートナーとサプライヤーが必要な部品の提供や製造に協力してくれた。例えば、ボルテックス・ジャパンは、特注のエアロ強化コンポーネントの製作に専門知識を提供している。

ヒョンデ『アイオニック5 N』のパイクスピーク2025参戦車両ヒョンデ『アイオニック5 N』のパイクスピーク2025参戦車両

ボルテックスの部品には、フロントリップとカーボンファイバー製スプリッター、サイドスカート、フェンダーフレア、カーボンファイバー製アンダーボディエアロパネル、そして標高4300mのパイクスピーク頂上への登坂中にダウンフォースを確保する大型カーボンファイバー製リアウイングが含まれている。

ホイールとタイヤの迅速な交換を可能にし、ボルテックス製ボディの損傷を防ぐため、エヴェイシブチームはクロンテック製エアジャッキを設置した。これにより、カーボンファイバー製EVSチューニング・エアロディスクを装着した軽量鍛造19×11インチのタイタン7 T-P10レーシングホイールの簡単な取り外しが可能になる。ワイドでグリップ性能の高い310/690 VR19ヨコハマA005レーシングスリックタイヤで走行する。

その他の改造には、フロントとリアのプロトタイプEVSチューニング・アンチロールバー、アイマー・エンジニアリングが製作したカスタム6点式ロールケージ、そしてコースの156のカーブを攻める際にシャシーを安定させるためにモトIQのマイク・コジマが設計した特注モトン・コイルオーバーサスペンションが含まれている。

ヒョンデ『アイオニック5 N』のパイクスピーク2025参戦車両ヒョンデ『アイオニック5 N』のパイクスピーク2025参戦車両

《森脇稔》

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