日立建機は、ARAV株式会社と連携し、同社の遠隔・自動運転用油圧ショベル「RBT Core Connect」の2機種を、ARAVが提供する自動化システム「ヨイショ投入くん」に適用することで合意したと発表した。
対象となるのは20トンクラスのZX200A-7と30トンクラスのZX330A-7の2機種。この連携により、自社で自動運転システムを保有していない顧客も、施工現場で油圧ショベルの自動施工が可能になる。両社は2026年度中を目標に、日本市場向けに「ヨイショ投入くん」の対応機種として「RBT Core Connect」を提案する予定だ。
土木・建設業界では、生産労働人口の減少や熟練技能者の高齢化を背景として、省人化による生産性の向上が課題となっている。現在、大手建設会社を中心に遠隔・自動化施工の導入が始まっているが、より広く普及させるためには自動運転システムを保有していない顧客にも導入できる仕組みが必要とされている。
