万能のメルセデスベンツ『ウニモグ』が最強の救急車に…ドイツ連邦軍の日に公開

メルセデスベンツ『ウニモグ』の救急車
メルセデスベンツ『ウニモグ』の救急車全 5 枚

メルセデスベンツは、ドイツ・ディーツの軍事訓練場の「ドイツ連邦軍の日」に参加し、特別仕様の『ウニモグ』を公開した。

このウニモグは、EMPLファールツォイクヴェルク社によって救急車として仕立てられている。メルセデスベンツ特殊車両の製品専門家が現地で、アクセス困難な場所での専門的な応急処置に使用できる高い悪路走破性を持つ車両の機能について説明した。

「ドイツ連邦軍の日」は毎年開催され、ドイツ連邦軍が関心のある訪問者に門戸を開く日。全国10か所で、兵士と民間職員が訪問者を兵舎、訓練場、飛行場、研究施設に招待する。この日は、連邦軍の様々な職業、広範囲にわたる任務、軍事技術を身近に感じることができる。

展示されるウニモグ救急車は、完全装備された車内で最大4名の横臥患者または6名の座位患者への専門的な応急処置を可能にする全輪駆動車両だ。

メルセデスベンツ『ウニモグ』の救急車メルセデスベンツ『ウニモグ』の救急車

車両には断熱パネル付きのねじれのないボックスボディが装備され、酸素供給、新鮮空気フィルターシステム、分離式エアコンシステム、補助暖房を含む完全装備の治療室となる。救急車のボディは欧州規格EN1789に準拠した医療機器に対応している。

特殊なまぶしさのない室内照明により明るい作業環境を確保し、必要に応じてカモフラージュライトモードに切り替えることができる。内蔵インターコムシステムにより、医療チームは運転中もドライバーと連絡を取り続けることができる。

収納コンパートメントには追加資材用のスペースもある。スノーチェーン、パイオニアツール、燃料缶、牽引バーなどが必要な時にすぐに使える状態で準備されている。車両前部には80kNの牽引力を持つ油圧ウインチが設置されている。

メルセデスベンツのウニモグとツェトロストラックシリーズは、全地形車両として数十年間ドイツ連邦軍の車両群の一部となっている。これには展示モデルと同様の数多くの救急車も含まれる。長年にわたり国際任務でも使用され、その堅牢性と運用適性を証明している。

メルセデスベンツ『ウニモグ』の救急車メルセデスベンツ『ウニモグ』の救急車

《森脇稔》

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