英国スズキは、2024年のEICMAで発表された新型『DR-Z4S』と『DR-Z4SM』の価格を発表した。いずれも7999ポンド(約155万円)で販売される。DR-4S/SMは日本での販売も予定されているが、現時点で時期や価格は未発表。今年2月には、米国で8999ドル(約136万円)での販売が開始されている。
DR-4S/SMは両モデルとも、新型398cc単気筒エンジンと、別体のボルトオン式アルミサブフレームとアルミスイングアームを備えた新型ツインスパースチールフレームを採用。デュアルパーパストレイルバイクのDR-Z4Sは21インチと18インチのスポークホイールと、KYB製のロングトラベルサスペンションを装備し、フォークトラベルは280mm、リアホイールトラベルは296mm、最低地上高は300mm。スーパーモトクロスバイクのSMは17インチホイールを装備し、フロントサスペンショントラベルは260mm、リアホイールトラベルは277mmとなっている。

3つのパワーモードと2つの標準トラクションコントロールモード、カスタマイズされたオフロードトラクションコントロール設定を採用。4Sではオフロードでのコントロール性を高めるためにリアまたは前後のABS解除が可能で、SMではリアのABSを解除することもできる。 これによりダイナミックは走りが可能だ。
「RM-Z」にインスパイアされたスタイリングを特徴とし、DR-Z4Sはスズキのトレードマークであるオフロードイエローとダークグレー、4SMはホワイトとスカイグレーと呼ばれる新しいブルー/グレーのカラーリングで提供される。

英国スズキのオートバイ部門責任者、ジョナサン・マーティン氏は「これらはDR-Z400SとDR-Z400SMの精神的後継車であり、堅牢性や信頼性など、これらのバイクの人気を博したすべての要素を受け継いでいますが、その基盤と評判の上に、最新のシャーシと新バージョンの400cc単気筒エンジンを搭載しています」と語った。
今回明らかになった価格は物価や為替の影響が大きく、日本での価格の参考とはならないだろう。正式な発売時期は未定ながら、春のモーターサイクルショーでは目玉車種として日本初公開されており、ファンの注目を一心に集めていた。登場は年内か、スズキの公式発表が待たれる。