フランスの自動車部品大手のヴァレオは、2025年上半期(1~6月)決算を発表した。同社は厳格な事業管理により収益性とキャッシュ創出の改善を実現し、設定した軌道に沿った結果を達成した。
売上高は106億6000万ユーロとなり、同一条件ベースで前年同期比1.4%減少した。一方で収益性は大幅に改善し、粗利益率は19.6%と前年同期から1.1ポイント上昇した。
EBITDA利益率は13.8%と前年同期から1.4ポイント改善し、営業利益率も4.5%と0.5ポイント向上した。これは厳格な価格管理、コスト削減・投資削減策、より高い利益率を持つ新契約への転換などの取り組みによるものだ。