コーナン商事とT2は8月29日、自動運転トラックによる幹線輸送実証を関東-関西間の高速道路で開始すると発表した。
コーナン商事では、ホームセンター「コーナン」で取り扱う商品を関西から関東まで長距離輸送するケースが多く、「2024年問題」を背景としたトラックドライバー不足への対策を検討していた。同社は8月に大阪市内で稼働した新規流通センターへの自動化機器導入に加え、輸送の効率化も強化するため、2027年からレベル4自動運転トラックによる幹線輸送の開始を目指すT2と共同で実証を行う。
実証では、T2が7月より開始した商用運行で使用しているレベル2自動運転トラックを用いて、コーナン商事が「コーナン」で販売する工具や家庭雑貨品など、多様な形状・重量の自社ブランド商品を輸送する。技術面・オペレーション面で持続可能な物流体制を構築できるかを検証する。