車内で“映像系コンテンツ”を楽しむなら、何で再生するのがベスト?[車内エンタメ最新事情]

車載用Android端末(『VISIT(ビジット)』)が接続されたときの車載機の表示例。
車載用Android端末(『VISIT(ビジット)』)が接続されたときの車載機の表示例。全 3 枚

ドライブの時間は、音楽や映像系コンテンツの視聴時間としても役立つ。当連載では、その時間を一層充実させるための最新情報を全方位的に公開している。今回は、映像系コンテンツの再生方法について考察する。いくつかのやり方があるのだが、その中でもっとも便利なのは……。

【画像全3枚】

◆再生機の候補は3つで、その中でもっともスタンダードなのはスマホ!

特にファミリーカーでは、映像系コンテンツが再生される機会が多めだ。なお、ドライバーが運転中に映像を注視するのは法律違反だが、同乗者がそれらを楽しむ分には問題がない。

ちなみに、ひと昔前までなら映像系コンテンツはテレビかDVDにて楽しまれていたわけだが、昨今はストリーミングにて再生されるケースがほとんどだ。

その場合、使われる主な再生機器は以下の3つのうちのいずれかだ。スマホ、ストリーミングデバイス、車載用Android端末、これらだ。

この中でもっともスタンダードなのはズバリスマホだ。スマホにインストールされているYouTubeアプリや映像系ストリーミングサービスのアプリが使われて、その映像が車載メインユニットのモニターにミラーリングにて映し出される。これにより、ミラーリングが可能な環境下なら、スマホがあれば他の機器を改めて用意する必要なく、映像系コンテンツを楽しめる。

「HDMI入力端子」を備え、「カープレイ」にも対応した市販メインユニットの一例(アルパイン・DAF11Z)。「HDMI入力端子」を備え、「カープレイ」にも対応した市販メインユニットの一例(アルパイン・DAF11Z)。

◆スマホのミラーリングをしたい場合には、「テレビキャンセラー」の導入もマストに!

なお、スマホアプリの映像を車載メインユニットのモニターに映し出そうとするときには、メインユニットに「HDMI入力端子」が備わっている必要がある。それがあればあとは、必要なケーブルを用意すればスマホの「ミラーリング」を行える。

かというと、実はもう1つ必要なものがある。それは、いわゆる「テレビキャンセラー」と呼ばれるアイテムだ。純正・市販を問わずメインユニットは普通、走行中には映像を映し出せないようになっている。なのでその機能を解除する必要があり、それを可能とするメカが「テレビキャンセラー」だ。

ところで、『Amazon Fire TV Stick』等のストリーミングデバイスをすでに持っているのであれば、これを車内に持ち込むのは非常に良い選択肢だ。やはり車載機に「HDMI入力端子」が備わっていれば、これも使える。なお、これを使う場合にも、「テレビキャンセラー」が必要となる。

ちなみに、実はストリーミングデバイスの方がスマホより便利だ。メニュー画面を車載機のモニターに映し出せて、コンテンツのセレクト等を車載機のモニターを見ながら専用リモコンにて行える。ミラーリングでは、操作はスマホ上でしか行えない。

「HDMI入力端子」を備え、「カープレイ」にも対応した市販メインユニットの一例(カロッツェリア・DMH-SF600)。「HDMI入力端子」を備え、「カープレイ」にも対応した市販メインユニットの一例(カロッツェリア・DMH-SF600)。

◆車載用Android端末なら、「テレビキャンセラー」は不要!

ただし、もう1つの選択肢である車載用Android端末を使う場合には、「テレビキャンセラー」は不要だ。というのも、車載用Android端末は、「Apple CarPlay」と「Android Auto」(以下、カープレイ)に対応したメインユニットにUSB接続する機器であり、それによって端末内に格納されている動画系アプリの表示をカープレイ対応機のモニターに映し出し、操作も車載機のモニター上で行える。

ちなみに、カープレイ対応機は本来、映像系アプリには非対応だ。つまり映像系アプリは使えないように制限されている。しかし、車載用Android端末は、その“リミッター”を解除可能だ。なので映像系アプリも映せるのだが、車載機は映像系アプリだとは認識しないので、「テレビキャンセラー」を使う必要がない。この点が他の再生機と比べたときの1つの利点となってくる。

今回はここまでとさせていただく。次回は、それぞれの利点と不利点についてさらに深く掘り下げていく。お読み逃しのないように。

《太田祥三》

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