GRヤリスが“覚醒”する日、フロント3ウェイ+DSP+サブウーファーで別次元のライブ体験[car audio newcomer]by M.E.I. 後編

GRヤリスが“覚醒”する日、フロント3ウェイ+DSP+サブウーファーで別次元のライブ体験[car audio newcomer]by  M.E.I. 後編
GRヤリスが“覚醒”する日、フロント3ウェイ+DSP+サブウーファーで別次元のライブ体験[car audio newcomer]by M.E.I. 後編全 8 枚

スピーカーとカーナビの交換による高音質化に手応えを感じた高杉さん。試聴やイベントに行くなどして、ほかのクルマの音にも興味を持ち始める。その結果、愛車のトヨタ『GRヤリス』のシステムアップを開始。広島県のエム・イー・アイ(M.E.I.)で3ウェイ化、DSPアンプの導入が始まった。

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◆他のクルマのサウンドが気になり始め
イベントなどで数多くのクルマを試聴する

GRヤリスを手に入れたのをきっかけに、本格的なインストールを開始した高杉さん。ケンウッドのカーナビとモレルの2ウェイスピーカーの組み合わせによる高音質ぶりにかなり満足していた。

しかし、取り付けショップであるエム・イー・アイ(M.E.I.)に頻繁に出入りするようになり、来店する他の客とも交流が増え、いろいろなクルマを試聴するようになっていった。またイベントにも興味を持つ。

「ショップに貼ってあったイベントのポスターを見て、行ってみようかなと思ったんです」いろいろなクルマの音を聴くのはすごく興味があったんです」

そんな試聴の体験が高杉さんのオーディオライフをさらに推し進めることになっていく。

「他のクルマを聴くと“良い音だな~”と思うことが多かったんです。それに影響されて自分のクルマをもっと良い音にしたいと思うようになっていったんです」

こうしてインストールから1年が経った頃に満を持してグレードアップの相談を始めた。

「それまでにいろいろなクルマを試聴したところ、スピーカーごとに音が大きく変わることもわかってきました。そこでどのスピーカーを選んだら良いのか、どんなシステムにすれば高音質にできるのかをショップで相談したんです」

その結果出てきたシステムアップのプランが、フロントスピーカーの3ウェイ化とDSPアンプの追加だった。フロントスピーカーにはモレルのマキシモULTRA603MKIIをチョイス、DSPアンプにはヘリックスのM-SIX DSPを追加することとなった。

◆フロント3ウェイ化+DSPで大きく音質向上
システムアップで不足を感じたのが低音だった

大きく進化したシステムの取り付けが完成し、その音を体験したオーナーが感じたファーストインプレッションはこうだった。

「音の広がりが格段にアップしたのが最初の印象でした。さらに音の粒立ちが良くなっていたのも好印象。当初想像していた以上の高音質に非常に満足しました」

こうして高音質化を果たした高杉さんのGRヤリスだったが、フロントの大幅なグレードアップに対して、次第に物足りなさを感じ始めたのが低音だった。

「ベースサウンドが印象的な曲を聴いていると、低音が物足りなく感じたんです。フロントスピーカーとのバランスの問題だと思うのですが。そこでサブウーファーが付いているクルマを試聴させてもらったところ、低音がいかに大切かが体感できました」

高杉さんはすぐさまサブウーファーの追加を計画し、ダイヤトーンのSW-G50をチョイスしてラゲッジにエンクロージャーを設置。パワーアンプにはヘリックスのM-ONEを組み合わせた。

「サブウーファーを追加したところ音の厚みが全体的にアップしました。特にボーカルの厚みがアップしたのが好印象でした。しかもラゲッジに設置したので、低音が後ろから鳴ると思っていたのですが、そんな感じは一切なく、サブウーファーの存在感がまったくなく、びっくりしました」

◆車内で楽しむ音源にも変化が現れる
臨場感を強く感じるライブ音源がお気に入り

車内で用いる音源事情としては、曲をSDカードで管理している高杉さん。これは良い音で音楽を楽しむこだわりだ。

「ブルートゥースを使った無線接続は手軽ですが、SDカードを使った音源再生の方が音が良いと感じているので使っています。ナビにSDカードをセットして曲の再生を行うので、使い勝手も良いです」

ひととおりのシステムが完成したGRヤリスはその後、何度かの再調整を行ってますますオーナー好みの音に進化している。

「エージングが終わった頃に再調整してもらったのですが、その時には“もっと低音を出してほしい”とリクエストするなど少しずつ理想の音に近づけていってます」

通勤から週末のドライブまでフル活躍中のGRヤリスだが、高音質化してドライブ中に聴く曲の傾向が変わってきた、という。

「最近はライブ音源をよく聴くようになりました。理由は臨場感が味わえ、ライブの雰囲気が車内で再現されて気持ち良いからです。この音がすごく好きです」

周りのクルマの音を参考にしつつ、自分が求める理想のサウンドに少しずつ近づけていった高杉さん。GRヤリスの完成度もアップしてオーダーメイドの音が完成しつつあるようだ。

土田康弘|ライター
デジタル音声に関わるエンジニアを経験した後に出版社の編集者に転職。バイク雑誌や4WD雑誌の編集部で勤務。独立後はカーオーディオ、クルマ、腕時計、モノ系、インテリア、アウトドア関連などのライティングを手がけ、カーオーディオ雑誌の編集長も請け負い。現在もカーオーディオをはじめとしたライティング中心に活動中。

《土田康弘》

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