17年落ちクロスロードが“現代車”に化けた! 1年試して効いたアフターパーツ3選

17年落ちクロスロードが“現代車”に化けた! 1年試して効いたアフターパーツ3選
17年落ちクロスロードが“現代車”に化けた! 1年試して効いたアフターパーツ3選全 8 枚

衝動買いで手に入れた“ちょいレア”なホンダクロスロード』に乗り替えて、気づけばまもなく1年である。毎日乗るクルマゆえ、快適に走りたいという欲が出てアフターパーツを色々試した。その中から「これは勧めたい」と胸を張れるアイテムを3つ紹介する。

【画像全8枚】

◆スロットルコントローラー【BLITZ Thro Con】

筆者のクロスロードは2リットルNA/5速AT/2WDの仕様。年式は約17年落ち、走行距離は11万kmを越えた立派な中古車である。高速道路(120km/h規制)では涼しい顔で巡航できるが、一般道では急に“朝イチの筆者”のように動きがモッサリする。そこで投入したのが、カプラーオンで装着できるBLITZ「Thro Con」である。

スロコンは、アクセルの“開けた感”を電子的に増し増しにしてくれる装置で、実トルクや馬力が増えるわけではない。たとえばアクセルを1cm踏むと、電子的には“3cm踏んだことにする”イメージである。結果として、ノーマルより少し踏んだだけでトルクフルに感じられ、NAでも「お、うちの子やるじゃないか」と錯覚できるのが良い。燃費悪化は筆者の個体ではほとんど体感していない。モードは1~MAXまでの10段階で好みに調整可能。筆者は常にMAX派である。踏み始めからシャキッと反応するのが気持ちよいからだ。

◆デジタルルームミラー【データシステム DRM6030】

クロスロードは7人乗りの3列シート。発売当時は“売れなかった子”らしいが、いま見ると案外ニーズのあるパッケージである。サードシートを畳めば4人+荷物でも余裕があり、出張や機材山盛りの取材で大いに助かっている。問題は荷物満載時で、ルームミラーが完全に埋もれて後方が見えず、ヒヤリが増える。そこで導入したのがデータシステムのデジタルルームミラー「DRM6030」である。

11V型ワイドにフルHD(1920×1080)映像を高精細表示し、STARVIS搭載で夜間も鮮明、WDR/HDRで白とび・黒つぶれを抑える。タッチ操作でアングル調整や5段階ズーム切替、後退時はガイドライン表示や下向き自動切替が働く。起動も速く、独自ノイズ対策と映り込み防止フィルム同梱も安心である。導入の決め手は後方カメラが防水・防塵の「IP67」対応、車外設置OKというところで、どうしてもカメラを車外に取り付けたかったから。というのも、将来的に“車内が見えないレベル”のスモークを貼る計画があり、視認性を落とさないためには外付けがベストと判断した。

しかし、カスタム好きとしては“ただ付けた”では気持ちが収まらない。純正オプションのリアスポイラーを探し出し(単品が無かったため、某オークションでリアゲートごと購入という荒業)、そこへカメラを埋め込み装着。結果、純正然とした違和感のない仕上がりになった。後方視界は常時クリア、見た目はスマート。いまや“お気に入りポイント”の筆頭である。

◆ホワイトレタータイヤ【TOYO OPEN COUNTRY H/T II】

オフっぽさを一撃で盛れるホワイトレターは、いまや定番である。そのブームを強力に牽引したのがトーヨータイヤの「OPEN COUNTRY」シリーズだ。ゴリゴリのM/Tから、オンもオフもバランスよく走れるA/Tまでラインアップは広い。

とはいえ昔より良くなったのは事実でも、乗り心地・ロードノイズ・燃費の面では“ふつうのサマータイヤ”より不利なのも事実。そこで登場したのが「OPEN COUNTRY H/T II」である。これは“見た目はオフ、性格はオン寄り”といういいとこ取り。一般的なサマータイヤと遜色ないどころか、状況次第では堂々と張り合える。見た目のオフ感はもちろん圧勝なので、いわゆる“ファッションオフローダー”には待望の一手だ。

実際に履いてまず満足なのは、停めて眺めるだけでテンションが上がること。性能面はハイエンドには届かないが、ミドル上位の快適性と静粛性はしっかりある。長距離でも不満は出ず、ホワイトレターの満足感は常時高め。装着後約1万km走ったが、体感的な性能劣化はなし。摩耗も穏やかで耐久性にも期待が持てる。しかも“オフ系あるある”の燃費悪化は気にしなくてよいレベルである。

結論として、見た目と実用性を同時に叶える“ちょうどいい”ホワイトレターがこれである。駐車場で愛車を見た瞬間にニヤリ、走り出してもう一回ニヤリ、そんなタイヤだ。

◆番外編 グリルマーカー

最近クロスロードがじわっと流行っているのか、全塗装でピカピカの個体を見かける。そこで筆者も他のクルマと差を付けたい! と、つい魔が差し、“H”エンブレムをあえて大加工を経て消してしまい、フロントグリルを定番のつや消しブラックに。興味がない人から見れば「で、何が変わったの?」案件だが、“人と違う顔にしたい病”が出ると止まらないのである。シンプルで悪くない。……が、もう一押しのインパクトが欲しい。そこでグリルマーカーを投入した。

ところが仮置きしてみると、ボンネットとグリルの隙間からヌッとマーカーが飛び出す始末。これでは“押し”どころか“出しゃばり”である。そこでグリル側を加工し、本体がきれいに収まるように調整。さらに消灯時に目立ち過ぎないようスモーク処理を施して取り付けた。結果、点灯時はキリッ、消灯時はスッと引き締まる二面性フェイスの完成である。

コストはと言えば、部品代が約2000円、加工費は数万円。そう、カスタムあるあるの「パーツより工賃が主役」パターンである。財布は少し痩せたが、フロントの“顔つき”はグッと精悍になった。これぞ自己満足の極み、だがそれでいいのである。

《藤澤純一@Mycar-life》

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