スバル・オブ・アメリカは、電動SUV『ソルテラ』の改良新型を今秋発売すると発表した。
改良新型ソルテラは、パワー向上、航続距離延長、内装の快適性と技術装備の向上を実現しながら、ベース価格は従来と同じ3万8495ドルに設定された。
改良新型は、プレミアム、リミテッド、リミテッドXT、ツーリングXTの4つのグレードで展開される。新設定のXTグレードでは、前後のモーターが強化され、総出力338hpを発生。0-96km/h加速を5秒以内で実現する。プレミアムとリミテッドグレードも従来モデルより強力なモーターを搭載し、総出力233hpとなった。
全グレードに74.7kWhの大容量リチウムイオンバッテリーを搭載し、標準のシンメトリカルAWDシステムとの組み合わせで最大288マイル(約463km)の航続距離を実現した。バッテリー予熱システムにより、寒冷地でも最大150kWでの急速充電が可能となる。11kWの車載充電器により、家庭での充電時間も短縮された。
全モデルに北米充電規格(NACS)の充電ポートを装備し、全米1万5000か所以上の充電ステーションへのアクセスが可能となった。
新プラットフォームでは、前後の電動モーターを統合したAWDシステムにより、オンロードとオフロードの両方で性能が向上した。デュアルモーターシステムは改良されたドライブコントローラーで管理され、濡れた路面や乾いた路面での最適なパワー配分を実現する。
全モデルにX-MODEデュアルモードシステムを標準装備し、雪/土モードと深雪/泥モードを含む。グリップコントロールとダウンヒルアシストコントロールにより、低グリップ路面やオフロード走行での安心感を提供する。5人乗りSUVとして8.3インチの最低地上高を確保し、小型電動SUVクラス最高の本格的オフロード性能を実現した。
外観では、6つ星のイルミネーション付きロゴを採用した新しいスバルEVライティングシグネチャー、再設計されたヘッドランプ、新しいフロントバンパーデザイン、新設計の18インチと20インチホイールを採用した。リアには新しいエンブレムとリアゲートガーニッシュを配し、空力効率を向上させる新しいリアスポイラーデザインも採用された。
室内では、全グレード標準の14インチタッチスクリーンを新採用。ダッシュボードのメタリック仕上げが水平テーマを強調し、幅広いセンターコンソールがデバイスや個人用品の収納ハブとして機能する。
技術面では、シリウスXMオールアクセスラジオ、HDラジオ、ブルートゥース音声ストリーミング、クラウドベースナビゲーション、Wi-Fiホットスポット接続、スバルコネクト車両サービスを標準装備した。
安全装備では、全モデルにアイサイト運転支援技術を標準装備。緊急ステアリングアシスト、自動ステアリング付き衝突回避アシスト、前方横断交通警報、ハンズフリー低速運転、ドライバーフォーカス注意散漫軽減システム、プリコリジョンブレーキ、車線逸脱警報・防止、ダイナミックレーダークルーズコントロール、ブラインドスポットモニター、緊急停止アシストなどを装備している。