豊田自動織機は、10月30日から11月9日まで東京ビッグサイトで開催されるジャパンモビリティショー2025に出展すると発表した。
今回のモビリティショーでは「モノの移動の未来のために」をテーマに、同社が取り組む先進技術を紹介する。
初公開となる人協調運搬ロボットのコンセプトモデル「LEAN」は、モノを持ち上げて運ぶ時の重心の変化や倒れる力を推定し、均衡する力を車輪にかけることで安定した姿勢を維持する機能を有している。さらに、人が触れる際の軽い力も姿勢から検知して、減速や停止動作をすることから、工場や物流現場、日常生活などで人と協調して作業する未来の可能性を拡げる。
「LEAN」が人と協調してモノを運ぶシーンのステージショーを通じて、同社が考える物流の新しい形を紹介する。また、来場者が運びたいモノ、届けたい相手を選び、オリジナルな未来モビリティをデザインする体験型コンテンツ「ハコブスタジオ」を企画している。
モノの移動に関わる多様なモビリティ向け製品を紹介するエリアでは、水素エンジンや燃料電池モジュールなどカーボンニュートラルに貢献するパワーユニットをはじめ、大気圏再突入システム用耐熱材、バッテリー技術など、同社の幅広い取り組みを展示する。
出展製品には水素エンジン、8kW燃料電池モジュール、水素循環ポンプ、ACインバーター、電動コンプレッサー「ESH34」、電動フォークリフト用スポットクーラー「TI-COOL」次世代モデル、大気圏再突入システム用耐熱材料、水素製造装置用電極、バイポーラ型ニッケル水素電池などが含まれる。




