完全自動運転めざすチューリング、グローバル・ブレインなど6ファンドから資金調達

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グローバル・ブレインは、完全自動運転技術の開発に取り組むチューリングに対し、6つのファンドを通じて共同リード投資を実行したと発表した。

出資に参加したのは、グローバル・ブレイン9号ファンド、グローバル・ブレイン7号8号F投資事業有限責任組合、日揮みらい投資事業有限責任組合(JGC MIRAI Innovation Fund)、Canon Marketing Japan MIRAI Fund、SFV・GB2号投資事業有限責任組合、MF-GB3号投資事業有限責任組合(三井不動産&イノベーションファンド)の6ファンド。このうちJGC MIRAI Innovation FundとCanon MJ MIRAI Fundは追加出資、その他4ファンドは新規出資となる。

チューリングは2021年8月設立のスタートアップで、環境認識から経路計画、運転制御までをカメラから取得したデータに基づき単一のAIで行うE2E(End-to-End)自動運転AIと、人間社会の常識や背景、文脈の理解を獲得した大規模基盤モデルの開発に同時に取り組んでいる。これらを統合することで、あらゆる条件下において車が人間の代わりに運転操作を行う「完全自動運転」の実現を目指している。

同社は創業以来、世界最高性能を誇るVLM(Visual Language Model)の「Heron」を筆頭に、日本の交通ルールやマナーをAIに学ばせるための高品質な公道走行データの収集や、そのデータを3次元的に再構成しAIが多様な運転シーンを学習・検証できる環境を生成するGaussian Splatting技術の開発など、様々な技術的達成を成し遂げている。

こうした技術力により、自動車のSDV(Software Defined Vehicle)化の流れに合わせたAI技術の採用と、「AIネイティブ」な開発文化との融合を検討する多くの自動車業界の大企業との連携を深化させている。その連携は単なる技術実証にとどまらず、量産車への車載適用を通じて、多くの自動車ユーザーに安全・安心をもたらす真の社会実装への道筋を着実に切り拓いている。

今回調達した資金により、チューリングはAI学習用の計算基盤(データセンター)の拡充、量産車への車載による社会実装に向けた事業開発体制の強化およびAIエンジニアの採用拡大による技術開発体制の強化を行う。

グローバル・ブレインは、チューリングの類まれな技術開発力、高い組織力および実績を評価し、今回の追加出資を決定した。本出資を通じて、チューリングの目指す完全自動運転技術の社会実装をいち早く実現し、モビリティ産業の変革に貢献できるよう支援を行っていく。

《森脇稔》

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