アマゾン傘下の自動運転技術企業Zooxは、サンフランシスコで一般向けの自動運転タクシー試乗プログラム「Zooxエクスプローラーズ」を正式に開始したと発表した。
エクスプローラーズプログラムは、一般の人々を無料で招待し、サービス拡大前に貴重なフィードバックを収集する早期試乗イニシアチブ。利用希望者は、iOSまたはアンドロイドのアプリストアからZooxアプリをダウンロードし、ウェイティングリストに登録できる。
サービスエリアは、SoMa、ミッション、デザインディストリクト地区の大部分をカバーしている。利用者は提案された目的地から選択するか、住所を入力するか、サービスエリア内の目的地にピンを落とすことができる。Zooxは目的地付近で利用者を降車させ、必要に応じて徒歩での案内も提供する。サンフランシスコでの乗車は当面無料となっている。
2024年9月、Zooxはラスベガスで自動運転配車サービスを開始し、利用者はストリップ周辺の特定の目的地間を移動できるようになった。今後数か月間で新しい目的地を追加していく予定だ。
Zooxは地域の中小企業との連携にも注力しており、タルティーヌ・マニュファクトリーと提携し、人気の目的地への利用者の誘導と従業員への試乗機会の提供を行っている。これはZooxにとって初の地元企業パートナーであり、今後さらに多くの企業と提携していく計画だ。
サンフランシスコ・ベイエリアはZooxが設立された場所であり、次のサービス展開に最適な場所。2017年以来、Zooxのテスト車両は安全運転手を乗せてサンフランシスコの街を自動運転で走行してきた。Zooxロボタクシーは2024年11月にSoMaとデザインディストリクトエリアでテストを開始した。
Zooxは設立以来、自動運転の解決に異なるアプローチを取ってきた。既存車両を改造した自動運転車の開発にとどまらず、より良い移動手段を提供する専用設計のロボタクシーを作り上げることでモビリティを再構築することに注力してきた。
Zooxは、公道で真の専用設計ロボタクシーを運用する唯一の企業である。同社は一から体験を構築することの価値を常に認識してきた。Zooxの車両と提供できる体験こそが、Zooxを他社と差別化し、利用者がZooxを選び続ける理由になると信じている。




